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積算1万1997km 911にオプションは必要なのか

textMark Tisshaw(マーク・ティショー
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
数年前、英国編集部では991型の後期となるポルシェ911カレラSを長期テスト車として導入し、検証していた。そのレポートを読み返していて、筆者はクルマの金額とスペックに目が止まった。

標準の991型911カレラSの英国価格は、当時8万5857ポンド。だが、長期テスト車には多くのオプションが付いていて、10万8028ポンドへと高くなっていた。

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ポルシェ911カレラシボレー・コルベット(C8)

オプションに2万ポンド以上だから、小さな金額ではない。その中で1530ポンドの後輪操舵システムや、2744ポンドのアクティブアンチロールバーなどは、ドライビングの楽しみには結びついていないと触れられている。

ポルシェを購入する場合、多くのオプションを追加して金額が大幅に高くなる、ということはよく聞く話。だが、それはポルシェに限った話ではないようだ。

先日、ミドシップになった最新のシボレー・コルベットと比較する機会があった。北米なら、4万4000ポンド(616万円)から購入できるスポーツカーだ。

しかし英国で試乗したコルベットの場合、上級なトリムオプションが与えられ、いくつかのオプションも追加され、価格は13万2000ポンド(1848万円)へと膨れ上がっていた。輸入にかかるコストもあるとはいえ。

話を戻そう。991型の911スペック表を見ると、最新の992型との違いが見えて興味深い。長期テストの素のカレラが、どれだけピュアシンプルドライビング体験を提供しているのかも、想像できる。

992型にも通じる、991型の結論

992型の911カレラの英国価格は、8万2793ポンド(1159万円)から。長期テスト車の場合、わずかなオプションが装備され、9万891ポンド(1272万円)へ増えている。

そのオプションで実際の走りに影響がありそうなのは、1145ポンド(16万円)のカレラSホイールだけ。フロントが20インチ、リアが21インチへと、サイズアップしている。

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ポルシェ911カレラ(英国仕様)

それ以外は、カラーやトリム、利便性を高める内容のものだ。ただし464ポンド(6万5000円)のバックカメラと、699ポンド(9万8000円)のダイナミックLEDヘッドライトは、ぜひとも付けたい装備だと思う。

991型の長期テストの結論を読んでみると、992型でもそのまま引用できそうにすら思えた。カレラよりパワフルなカレラSで、2万ポンドのオプションが載っていた。でも、992型にも共通するものが導かれていた。

ターボチャージャー付きのフラット6は、高次元のパフォーマンスを身近なものにしてくれている。自然吸気エンジンから失われたもの以上に、得られたメリットの方が大きいと思う。

992型でも、911は日常的に乗りやすい。運転は喜びにあふれている。こんなカレラポルシェ911のエントリーグレードだという事実は、信じられないとさえ思う。

ポルシェ911オプションを付けたとしても、その素晴らしさは充分に享受できる。だが、素のカレラでも充足度は高い。これ以上を911に求める必要は、あるのだろうか。

テストデータ

気に入っているトコロ

ボディカラー:アベンチュリン・グリーンメタリックのボディカラーは控えめで、汚れも目立ちにくい。876ポンド(12万2000円)のオプションだ。

気に入らないトコロ

アンドロイドオート非対応:アップルカープレイに対応していて、アイフォーンユーザーには便利ではある。だが、アンドロイドユーザーの場合、ブルートゥースしか対応していない。

テスト車について

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ポルシェ911カレラ(英国仕様)

モデル名:ポルシェ911カレラ(英国仕様)
新車価格:8万2793ポンド(1159万円)
テスト車の価格:9万891ポンド(1272万円)

テストの記録

燃費:8.7km/L
故障:なし
出費:なし


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