トッテナムは25日、FAカップ4回戦でチャンピオンシップ(イングランド2部)のウィコムと対戦し、4-1で勝利した。

3日後にリバプール戦が控えているトッテナムは、直近のシェフィールド・ユナイテッド戦からスタメンを大幅10人変更。ケインソン・フンミン、ホイビュルクら主力を一部ベンチスタートとし、ベイルやヴィニシウス、ラメラら控え組がスタメンとなった。

立ち上がりから押し気味に試合を進めるトッテナムは、比較的容易にアタッキングサードまでボールを運ぶが、アタッキングサードでは細かい連携ミスが目立ってなかなか効果的にフィニッシュまで持ち込めない。

その後も主導権を握るトッテナムだったが、25分に先制を許す。右サイドからのスローインウィーラーが頭で繋ぐと、ボックス手前で受けたイクペアズが強引な突破からボックス右深くまで侵入しクロス。D・サンチェスにディフレクトしたボールを最後は走り込んだオニエディンマがゴール左隅に流し込んだ。

先制されたトッテナムは、すぐに反撃に出る。すると36分、右サイドからカットインしたベイルのラストパスをボックス手前のムサ・シソコがダイレクトシュートで狙ったが、相手DFにディフレクトしたボールはクロスバーを直撃。さらに45分にも、ショートコーナーの流れからウィンクスの左クロスをタンガンガが頭で合わせたが、これもクロスバーに嫌われた。

このまま前半終了かと思われたが、トッテナムは前半終了間際に最大のチャンスを迎える。前半アディショナルタイム2分、左サイドスローインを受けたルーカス・モウラがゴール前にクロスを供給すると、ワンバウンドしたボールをゴール前に抜け出したベイルが左足で流し込んだ。

迎えた後半、トッテナムはタンガンガを下げてホイビュルクを投入。さらに58分にヴィニシウスを下げてケインを、69分にはルーカス・モウラとラメラを下げてソン・フンミンとエンドンベレをピッチに送り出した。

すると70分、バイタルエリア中央左を持ち上がったホイビュルクがゴール前にシュート性のパスを供給。これに反応したケインが決定機を迎えたが、シュートは相手GKに当たると、カバーに戻ったグリマーにクリアされた。

その後も膠着状態が続いたが、トッテナムは86分に待望の瞬間が訪れる。エンドンベレの浮き球のパスをボックス右で受けたケインがシュート。相手GKに弾いたボールに再び反応したケインのクロスは相手DFにクリアされたが、これをボックス手前で拾ったウィンクスのコントロールショットがゴール左に突き刺さった。

逆転に成功したトッテナムは、直後の87分にもボックス左からカットインしたソン・フンミンのラストパスをエンドンベレがへ流し込んで試合を決定づける3点目。

さらにトッテナムは、試合終了間際にもエンドンベレがゴールネットを揺らし4-1で快勝。エバートンが待つ5回戦進出を決めた。

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