TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。1月15日(金)放送の「オピニオンCROSS neo」では、フリーアナウンサーの笠井信輔さんが“病院のWi-Fi事情”について述べました。

◆笠井信輔が明かす、コロナ禍の入院生活

昨年、悪性リンパ腫のため入院生活を送っていた笠井さん曰く、コロナ禍における一番の変化は誰もお見舞いに来られなくなったこと。しかも、緊急事態宣言の発令中には家族さえ控えるよう要請され、そんなときに救ってくれたのがインターネットだったと振り返ります。

笠井さんが入院していた病院では、有線接続の使用が可能だったため「インターネットで繋がる知人や家族、オンラインでみなさんと話ができたり、YouTubeを楽しむことができたり、とてつもなく救われた」と実感を語ります。

しかし、まだまだ病室にWi-Fi環境が整っていない病院は多く、なんとかしようと立ち上がったのが、「病室にWi-Fiを!推進協議会」。そこにはすでにさまざまなコメントが寄せられており、笠井さんはその一部を紹介します。

例えば、総合病院の小児科の先生はWi-Fi環境の有無による治療成績の差や心の安定が回復に影響してくることなどを示唆。

さらに、長期入院患者の母親からはオンラインゲームなどが気晴らしになるという話も届いていると言います。とはいえ、いざ病院にWi-Fi導入となると医療機器への影響などの疑念があり、それがいいことなのかわかっていない方がとても多いと笠井さん。

◆病院とWi-Fiをめぐる意外と知られていない誤解

「病室にWi-Fiを!推進協議会」では、そんな疑問に答え、誤解を解いています。

例えば「コロナ対応でWi-Fiなどに回す資金がないんじゃないか」との疑念に対しては、2016年の段階で7割以上の病院でWi-Fiが整備済。ただ、それは病院スタッフ専用で、患者が使えるのは14.8%。笠井さんは、「全体ではわずか1割しか患者が使えない」と現状を紹介。

そして、Wi-Fiによる医療機器への影響は研究によってほぼ影響がないことが判明。また、患者自身のスマホネットを繋げばいいという意見もありますが、そこには容量制限の問題があり、笠井さんも追加料金を払っていたと言います。さらにセキュリティについては、病院は個人情報保護の問題もあり、公衆のものより対策がしっかりなされています。

また、個人でルーターなどを契約すればいいという声も患者負担の問題、それ以前にWi-Fiを使用禁止していたり、理解が進んでいない病院も多いとか。

総じて笠井さんはWi-Fiは今やほとんどの病院で飛んでいるから、経営者や病院関係者がそれをどう解放させていくかに気持ちを向けてくれればどんどん変わる」と期待を込めます。そして、その一方で推進協議会では、病院にWi-Fiを解放するよう省庁に通達を出してもらえないか働きかけていることを伝えました。

コミュニケーションコーチの山﨑洋実さんは「話す=放す・離す」と提言し、「心のモヤモヤを放すというのはすごく大事で、患者の話す時間は本当に重要、病院でも確保できるように」と訴えます。

キャスターの宮瀬茉祐子は、短期間だったもののコロナ禍に入院したそうで、「転落防止のため窓は開かず、PCR検査を受けた上での入院だったので外に出てはいけない、面会もできない、外の空気も吸えないという状況で、本当に追い詰められた」と経験談を吐露。また、宮瀬は個室だったためまだ良かったものの、大部屋では行動制限も増えるだけに「精神的に相当追い詰められるし、病気を回復する上での妨げになる」と実感を語ります。

これに対し、笠井さんは「病室でWi-Fiが使えないので、“心の安定”のために無理矢理退院したという声も届いている。また、個室だけWi-Fiが繋げられ、大部屋は繋げられないという病院もある。そういう差別をなぜするのか」と訴えていました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter@morning_cross

「病室にWi-Fiを!」笠井信輔アナが導入への現状と課題を紹介