新型コロナウイルスの感染が拡大してから、各国の医療制度の違いが注目されるようになった。国によっては医療費が極めて高額になってしまう国がある一方で、誰でも安価で診てもらえる国もある。中国メディアの騰訊はこのほど、「日本では無料で医者に診てもらえるというのは本当なのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、理想的な医療保障というのは難しく、どうしても国民の負担軽減か効率優先かに偏ってしまうと指摘。その点、日本は「良いとこ取り」で、医療機関の「数」は十分にあり、「費用」の心配もなくバランスが良いそうだ。その理由は税金の負担による「皆保険」にあり、病院は必要な設備を導入することができ、患者の負担も少ないという理想的な形になっていると称賛している。

 では、「日本では無料で病気を診てもらえる」というのは本当だろうか。記事は、日本では医療費が後払いなので、救急搬送された場合「財布がなくてもまず手当てをしてもらえる」と紹介。日本の健康保険制度は自己負担分があるので無料というわけではないが、手元に現金がなくても診てもらえるというのは、日本の医療制度の良いところであり、羨ましいところだという。

 記事はその点、中国では先払い方式なので「医療費が払えずに手遅れになる」痛ましいケースがあると嘆いている。医療費を踏み倒される心配があるためだろうが、日本の医療制度は人命優先という点では理想的と言えるだろう。

 記事は、患者に優しい日本の医療について制度のおかげとしているが、すべては医療の現場で働く人々の上に成り立っていることも忘れてはならない。国民の命を守るため、身を挺して働いている医療従事者への感謝を忘れてはならないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国人が「日本の医療制度」を羨ましがる理由=中国メディア