コロナ禍で生まれた子ども達は、“ニューノーマル”が普通の環境を過ごしている。そんな姿を体現した女の子の様子を捉えた動画が話題となった。外を散歩する女の子は箱型の機械を見かけると、消毒液を噴射するものと勘違いし、手当たり次第に手をかざして両手でこすり合わせているのだ。この姿に多数の「可愛い」というコメントが届いているが、「なんだか悲しい映像でもあるね」という声もあがっている。『All4Women』などが伝えた。

米テキサス州在住のケイティ・ライトフットさん(Katie Lightfoot)とジョーダン・ライトフットさん(Jordan Lightfoot)夫妻が、娘のランドリーちゃん(Landry)との散歩の様子を動画に収めた。

2020年生まれというランドリーちゃんは、生まれた時からコロナ禍で“ニューノーマル”を過ごしてきたことになる。出掛ける先々で多くの人が手を消毒する様子を見て、自身の生活の中でも取り入れたようだ。

動画には街路樹の根元に設置されたイルミネーション用の機械に手をかざし、両手をこすり合わせるランドリーちゃんが映っている。続いてランドリーちゃんは外壁に取り付けられた白い箱型の物に手をかざし、再び両手をすり合わせる。

ランドリーちゃんは小さな箱型の機械のようなものを見かけるとセンサー式の消毒液だと思い込み、全てに手をかざして毎回消毒を行っているつもりなのだ。

その後も縁石や花壇、LEDライトなどそれらしきものを見かけると、手当たり次第に手を近づけて両手をこすり合わせている。

動画の最後には本物の消毒液の機械に近づくが、ランドリーちゃんには位置が高すぎたため手をかざすことができなかった。手が届かないと分かるとランドリーちゃんは不満気な声を出し、消毒液を指差しながら「消毒できないよ!」とでも言いたげな表情で動画は終わった。

ランドリーちゃんの可愛らしい動画は『InspireMore』が今月7日にFacebookへ投稿し、その後Twitterなどでも大きく拡散された。ユーザーからは「可愛いけれど、なんだか悲しくもある映像だね」「素晴らしい衛生意識だ。ただ、こんな環境に生まれてきてしまって少し可哀そう」「私の小さい時とは、こんなにも違った世界を生きているのね」など自分たちと違う環境で育ってきたランドリーちゃんの行動を憂うコメントが多数見受けられた。

画像は『InspireMore 2021年1月7日付Facebook「When your first year of life is 2020, everything is a hand sanitizing station…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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