トランスボーダーズエナジー(以下「当社」)は、エネルギー業界の世界大手各社(以下「6社」)と、当社FLNGソリューション※を用いて複数の海洋ストランデッドガス田の商業化を推進するため、「FLNGソリューション・フレームワーク契約」を締結しました。本契約締結は、当社及び6社が協同して複数の海洋ストランデッドガス田の商業化を推進するエネルギー業界初の枠組みです。
(提携先法人 アルファベット順)
・ Add Lucid Pty Ltd(Add Energy Group)
九州電力株式会社、九州電力 オーストラリア Pty Ltd(九州電力
・ 株式会社 商船三井(商船三井)
・ Single Buoy Moorings Inc. (SBM Offshore)
・ Technip France(TechnipFMC)

(当社LNG年間生産能力150万トンのFLNG設備)
FLNGソリューション・フレームワーク契約(以下「FLNGフレームワーク契約」)に基づき当社及び6社(以下「提携7社」)が合意した内容は主に以下の通りです。
  • 複数の海洋ストランデッドガス田の商業化に用いる、浮体式洋上天然ガス液化設備(FLNG)と上流・海底設備の設計・調達・建設・据え付けに関する主要条件生ガス売買及びFLNGの液化加工トーリングに関する主要条件
  • 提携7社に付与される投資やLNG売買等に関する優先的権利
  • 各海洋ストランデッドガス田の商業化開発における各社の主な役割
    • Add Energy Groupはガス田の生産井の基本設計及び掘削・仕上げ、また生産井の操業・メンテナンスを担当。
    • 九州電力はFLNGの投資候補、及びLNG買主候補社。
    • 商船三井はFLNGの投資候補、及びLNG買主候補社。
    • TechnipFMCはFLNGの基本設計及び詳細設計・調達・建設・据え付け、また上流・海底設備の基本設計及び詳細設計・調達・建設・据え付けを担当。
    • SBM OffshoreはFLNGの係留設備及び船体部分の基本設計及び詳細設計・調達・建設、またFLNGの操業・メンテナンスを担当。
    • 当社は開発総合デベロッパーとしてプロジェクトマネジメントを担当。

Add Energy Group、Ole Rygg、CEO のコメント
当社の技術力、生産井の掘削・仕上げ・操業・メンテナンスに関する知見を提供することで、石油ガス業界の複数法人が締結するFLNGフレームワーク契約に基づき、トランスボーダーズエナジーが先導に立つ海洋ストランデッドガス田の商業化に貢献できることを誇りに思います。CO2排出量軽減の商機をとらえる努力をしている当社や業界にとって、このプロジェクトは重要な位置づけにあります。

TechnipFMC、Arnaud PIETON、President Technip Energies のコメント
本契約締結は、低炭素社会にむけてのエネルギー変革とFLNG業界への布石です。このフレームワークのもとで、当社はさらにFLNGリーダーシップを強化させ、業界専門知識と稼働中または建設中の他3つのFLNGプロジェクトから得る知見を活用します。

トランスボーダーズエナジーJack Sato 会長 のコメント
このFLNGフレームワーク契約は、石油ガス生産設備の設計施工と操業・メンテナンスを行う世界大手各社、ならびにFLNGプロジェクトへの投資企業、LNG買主が協同することで複数の海洋ストランデッドガス田の商業化を推進する、業界初の枠組みとなります。提携7社で事前合意している契約パッケージと、当社概念設計済みのLNG年間生産能力150万トンのFLNG設備を用いることで、ストランデッドガス田を24か月以内にFID(最終投資意思決定)可能な段階にし、LNG買主には競争力のあるLNG供給源とFLNGへの投資機会を提供出来ます。


※FLNGソリューションとは、特定の鉱区に合わせて設計する通常のガス田開発と異なり、複数の鉱区の開発に対応できるように汎用性を考慮した、LNG年間生産能力150万トンの浮体式洋上天然ガス液化設備を用いた海洋ガス田開発コンセプトです。ガス田開発コンセプトとFID(最終投資意思決定)を促す主要契約をパッケージ化し、複数のストランデッドガス田の商業化に対応します。
本リリースに関するお問い合わせ
トランスボーダーズエナジー 広報窓口
inquiry@transbordersenergy.com

配信元企業:Transborders Energy Pty Ltd

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