2020年10月25日に台北市中心部で行われた「Save12」キャンペーン (C)AFP via Getty Images
中国本土で拘禁されていた香港の若者12人のうち10人が、不公正な裁判の末に有罪判決を受けました。

12人は香港の民主化を求めて運動していました。2020年8月、高速艇で香港を脱出したところを中国海警局に拘束されました。拘束されて以来、弁護人を自ら選ぶことも、香港にいる家族が依頼した弁護人との接見も認められないまま、12月30日、10人に有罪判決が言い渡されました。

家族は本人たちとの面会を繰り返し求めましたが、中国当局から拒否され続けています。10人の中には病気の人もいますが、必要な医療を受けられているか懸念されています。

有罪判決を受けた香港の若者10人に対し、家族や私選弁護人との面会を認め、必要な医療措置を提供するなど、正当な権利を保障するよう中国当局に要請してください。

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https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/cn_202101.html

背景情報

逮捕されたのは、鄭子豪(CHENG Tsz-ho)さん、張俊富(CHEUNG Chun-fu)さん、喬映瑜(QUINN Moon)さん、鄧棨然(TANG Kai-yin)さん、李子賢(LI Tsz-yin)さん、李宇軒(LI Yu-hin)さん、黃偉然(WONG Wai-yin)さんを含む12人。うち2人は、逮捕時に18歳未満でした。

2020年12月16日、12人のうち10人が正式に起訴され、同30日、2人に「秘密裏に越境を計画した」罪でそれぞれ2年と3年、残りの8人に「秘密裏の越境」の罪で7カ月の禁錮刑が言い渡されました。拘束時に18歳未満だった残りの2人は起訴されず、香港当局に引き渡されました。

香港当局は9月、12人全員が弁護人を選んだと声明を出しましたが、家族は否定しています。一方、家族が依頼した弁護人の少なくとも4人は、弁護人を降りるよう圧力を受け、2人は弁護士の免許をはく奪されました。

10人のうち喬映瑜さん、鄧棨然さんは、病気のため医者から処方された薬を飲む必要がありますが、適切な医療措置を受けられているのか知る術がありません

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