大宮アルディージャVETNTUSは29日、日テレ東京ヴェルディベレーザに所属する元日本代表MF阪口夢穂(33)、DF有吉佐織(33)が完全移籍で加入することを発表した。

阪口はTASAKIペルーレFCやアルビレックス新潟レディースなど国内クラブでプレーした他、アメリカのFCインディアナでもプレーしていた。

なでしこリーグで7度のベストイレブンと、3度の最優秀選手賞を受賞。2020シーズンはプレナスなでしこリーグ1部で8試合、皇后杯で3試合に出場していた。

また、なでしこジャパンとして124試合29得点を記録。2011年のドイツ女子ワールドカップ優勝を含む3大会出場や2012年のロンドンオリンピック銀メダルなどを経験している。

有吉日テレ東京ヴェルディベレーザ一筋でプレーなでしこリーグでは2013年から2016年まで4年連続ベストイレブンに選出されていた。

また、なでしこジャパンとして65試合に出場し1得点。2015年のカナダ女子ワールドカップに出場していた。

大宮はINAC神戸レオネッサからなでしこジャパンのDF鮫島彩を補強しており、総監督を務める佐々木則夫氏の教え子が続々と集結している。

両選手はクラブを通じてコメントしている。

◆MF阪口夢穂
大宮アルディージャVENTUS
このたび、大宮アルディージャVENTUSに加入することになりました、阪口夢穂です。WEリーグが発足する記念すべき年に、このチームでプレーできることをうれしく思います。おごらず、謙虚に、チームのために精進していきます。よろしくお願いします

日テレ東京ヴェルディベレーザ
「このたび、大宮アルディージャVENTUSに移籍することになりました。ベレーザには9年間在籍させていただきましたが、その中で素晴らしい経験をたくさんさせていただきました。ここ数年は怪我がちでなかなかチームに貢献することはできなかったですが、また違った角度からサッカーやベレーザを見ることができ、サッカー選手としてだけではなく、人としてもいろいろ感じることができて私にとってすごく貴重な時間だった気がします」

「ベレーザというチームが大好きなので離れてしまうのは寂しいですが、これからもずっと緑の血は流れていますし(笑)、一緒に女子サッカーを盛り上げていけたらなと思います。またどこかでお会いしたときは無視しないでください(笑)」

「最後になりますが、スタッフをはじめ、サポーターの方々、スポンサーの方々、関わっていただいたすべての方々、9年間本当にありがとうございました

◆DF有吉佐織
大宮アルディージャVENTUS
このたび、大宮アルディージャVENTUSに加入することになりました、有吉佐織です。新しいチームでゼロからのスタートになりますが、皆さまが試合を見に行きたくなる、応援したくなるようなチームを全員で作っていきたいと思います。経験を生かして、プレーはもちろん、プレー以外のところでも貢献できたらと思っています。皆さまとともに、女子サッカーや地域を盛り上げていけるように頑張ります。よろしくお願いします

日テレ東京ヴェルディベレーザ
「この度、大宮アルディージャVENTUSに移籍することになりました。ベレーザでの11年間、本当にお世話になりました。この11年間、いろんなことがありすぎて、わたしの文章能力では到底表しきれません」

「ベレーザでしか見れない景色。ベレーザにしかできないサッカー。ただただ憧れだったベレーザという素晴らしいチームの1人として、プレー出来たこと。ベレーザにいた11年間すべてがわたしの誇りです。この誇りを胸にまた頑張ります」

「どんな時もずっと変わらず応援してくださった、ファンサポーターの皆様、どんな時も支えてくださったスポンサーの皆様、本当にありがとうございました

「そして、ベレーザのみんな本当にありがとう。チームは変わりますが、これからもサッカーを盛り上げていく仲間として、よろしくお願いします」

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