バイエルンは30日、フランス代表MFコランタン・トリッソに罰金処分を科したことを発表した。

 発表によると、トリッソは今週、新型コロナウイルスのガイドラインに違反してタトゥーを入れたようだ。ドイツ紙『ビルト』などによると、トリッソの右腕に新たなタトゥーを彫ったタトゥーアーティストは、自身のSNSでその様子を公開した模様。投稿はすでに削除されたが、トリッソはマスクを着用していなかったという。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOはクラブ公式サイトを通じてコメントし、次のようにトリッソを非難した。

「現在のコロナ流行状況にも関わらず、ブンデスリーガの試合が行われることに非常に感謝しています。前提として、選手やコーチらが模範的な方法でDFL(ドイツサッカーリーグ機構)の衛生プロトコルを遵守しなければなりません。今回の違反は非常に迷惑であり、決して容認されるべきではありません。そのため、コランタン・トリッソには多額の罰金を科し、そのお金は寄付目的に使われます」

 現在26歳のトリッソは2017年夏にリヨンからバイエルンへと完全移籍し、ここまで公式戦通算90試合に出場している。また、2018年にはフランス代表の一員としてFIFAワールドカップを制した。なお、トリッソは30日のブンデスリーガ第19節ホッフェンハイム戦のメンバーから外れているが、筋肉系トラブルによる負傷離脱だとされている。

バイエルンがトリッソに罰金 [写真]=Getty Images