プレミアリーグ第21節が31日に行われ、ウェストハムとリヴァプールが対戦した。リヴァプールに所属する日本代表FW南野拓実リーグ戦7試合連続のベンチスタートとなり、出番は訪れなかった。

 リーグ戦4連勝中と好調の暫定5位ウェストハムが、前節のトッテナム戦でリーグ戦6試合ぶりの勝利を収めた暫定4位リヴァプールをホームに迎えた。両チームの勝ち点差は2ポイントとなっており、ウェストハムが勝利すれば順位は入れ替わる状況だ。リヴァプールのセンターバックにはジョーダン・ヘンダーソンとナサニエル・フィリップスが入り、サディオ・マネが招集外となっている。

 主導権を握るリヴァプールは5分、ジェルダン・シャチリからパスを受けたディヴォック・オリジが相手エリア手前から左足で狙う。しかし、ボールはわずかにゴール左上へ外れた。さらにリヴァプールは8分にジョルジニオ・ワイナルドゥムが、17分にチアゴ・アルカンタラがエリア外から狙うが、いずれも得点には結びつかない。

 一方のウェストハムは24分にパブロ・フォルナルスがエリア内中央から、さらにその直後にデクラン・ライスがエリア外からシュートを放つが、GKアリソンセーブされた。リヴァプールは45分、チアゴが左サイドからカットインし、エリア内へ縦パスを入れる。これに走りこんだオリジが左足で合わせるが、枠を捉えることはできない。

 スコアレスで後半へ折り返しリヴァプールは57分、試合を動かす。前線でボールを収めた途中出場のカーティス・ジョーンズが右サイドに展開する。ボールを受けたモハメド・サラーカットインから左足でシュートを放つと、ボールはゴール左上に吸い込まれた。

 さらにリヴァプールは68分、追加点を奪う。相手のCKからボールを奪い、カウンターを発動すると、左サイド前方でボールを受けたシャチリが逆サイドへロングボールを送る。これを受けたサラーが左足でゴール左に流し込んだ。

 2点のリードを奪ったリヴァプールは84分、途中出場のロベルト・フィルミーノがワンツーパスでエリア内右を抜け、中央へ折り返す。これをワイナルドゥムが難なく決め、リードを3点に広げた。しかし、ウェストハムもこのままでは終わらない。87分、右サイドのCKからクレイグ・ドーソンが右足で押し込み、1点を返した。

 試合はここで終了。リヴァプールが2連勝を飾り、3位に浮上した。ウェストハムの連勝は4でストップし、暫定5位のままとなっている。

 次節、ウェストハムは2月3日にアウェイでアストン・ヴィラと、リヴァプールは同日にホームでブライトンと対戦する。

【スコア】
ウェストハム 1-3 リヴァプール

【得点者】
0-1 57分 モハメド・サラーリヴァプール
0-2 68分 モハメド・サラーリヴァプール
0-3 84分 ジョルジニオ・ワイナルドゥム(リヴァプール
1-3 87分 クレイグ・ドーソン(ウェストハム)

2得点を決めたモハメド・サラー [写真]=Getty Images