東京芸術祭実行委員会は、2021年秋に「東京芸術祭2021」を開催する。この度、青木豪演出による『ロミオとジュリエット(仮)』にて、出演者オーディションを開催することがわかった。

東京芸術祭

東京芸術祭

総合ディレクター・宮城聰(演出家/SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)のもと、コンセプトとして「ひらく」「きわめる」「つながる」の3つの柱を掲げ、参加事業のディレクターと協働する「プランニングチーム」による体制も4年目を迎えた。2020年はコロナ禍のなかでも、オンライン等も駆使した約40プログラムを実施。そして劇場を「ひらく」アクションとして『野外劇 NIPPON・CHA!CHA!CHA!』を上演し、普段劇場に足を運ぶことのない人たちも観劇し、盛り上がったそうだ。

東京芸術祭2020『NIPPON・ CHA! CHA! CHA!』   撮影・住田磨音

東京芸術祭2020『NIPPON・ CHA! CHA! CHA!』   撮影・住田磨音

この度、東京芸術祭2021においても、このコンセプトのもと、引き続き観客のみならず様々な俳優に門戸を開いて出会うために、野外劇を上演する。2021年は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を、演出に昨今の幅広い創作に定評のある青木豪を迎え、2年目となるGLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)で上演する。本作品に出演する俳優を募集するそうなので、興味のある方は応募してみてはいかがだろうか。

演出:青木豪  メッセージ

青木豪

青木豪

宮城聰さんから「池袋のグローバルリングで、シェイクスピアを演出しませんか?」とお誘い頂いた。「芝居にまったく興味ない人でも、ついつい立ち寄りたくなるようなものにしたい」と言われ、誰もが知ってる『ロミオとジュリエット』を選んだ。通りすがりの人さえ観客にしたい、というのはつまり「人の目をひきたい」ということだ。 そういう単純な衝動が僕は大好きだ。「人の目をひきたい」と思ってる人、待ってます。「立ち寄るだけのつもりがついつい最後まで見ちゃったじゃねぇか」っていう芝居を一緒に作りましょう。

東京芸術祭2020『NIPPON・ CHA! CHA! CHA!』