墾田永年私財法

3日、東京都防災の公式ツイッターが投稿した画像が話題となっている。


■渋谷駅前で外出自粛呼びかけ

ツイート投稿日である3日に渋谷駅周辺で「新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出自粛への協力等の呼びかけを実施しました」と報告。職員スタッフ9名が渋谷駅前で呼びかけしている様子をアップしている。


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■「墾田永年私財法」に注目集まる

注目が集まったのは、呼びかけをするスタッフたちの後ろの「墾田永年私財法」と書かれた広告看板だ。墾田永年私財法は、743年、聖武天皇の治世に発布された勅令。後に荘園制度の基礎となった法令であり、日本史では必ず暗記する知識のひとつだ。

この画像を見た人々は、「墾田永年私財法しか頭に入らない」「背景がじわじわくる」「後ろの看板が目立ちすぎ」といった声が寄せられ、話題となっている。

■明治R-1の広告看板

この看板は「明治プロビオヨーグルトR-1」を宣伝するもので、渋谷駅の様々な場所に設置されている。

なぜ墾田永年私財法と書かれているかというと、「受験生に聞きました。受験勉強で覚えた『語感の気持ちいい言葉』とは?」というお題のアンケートに集められた声だという。


■受験生の言葉を集めた広告

移動する点P

お笑いコンビ・アンガールズの2人がMCを務めたラジオ『受験生は夜悩む Presented by 明治R-1』の公式ツイッターで、受験にまつわるお悩みを聞く「#全国統一受験生アンケート」を実施して寄せられた声を元に作られた広告看板。

ちなみに、他には「数学を勉強してて腹が立ったことって?」「古文を勉強していて思った。昔の人どうなの?」「あなたのやる気を一気に削いだ親の一言とは?」「四択マークシートで答えに迷った。あなたはどれを選ぶ?」といったお題のアンケートから集まった声の広告看板が設置されている。

予想外の部分で注目を集めてしまった今回の呼びかけ投稿。しかし、こういった活動をしているという事実が知られるだけで、外出自粛について考え直す人もいるかもしれない。感染しない・感染させないためにできるだけ外出はしないようにしたい。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

渋谷駅前での外出自粛呼びかけに反響 「墾田永年私財法」に注目集まった理由は…