米ロック歌手マリリン・マンソン(52)のハリウッド・ヒルズの自宅に、ロス市警の警察官が出動した。数日前にはマリリンとかつて交際した女性達が虐待被害を受けたと告白、所属レーベルから契約解除されていた。友人が連絡したものの返事がなく、安否を気遣い通報したという。数台のパトカーヘリコプターが出動する騒ぎとなったが、警察はマリリンの無事を確認したことを『TMZ』などが伝えている。

『TMZ』は現地時間3日、マリリン・マンソンの友人から通報を受けたロス市警がパトカーヘリコプターを出動し、マリリンの自宅に安否確認に向かったと報じた。友人はマリリンと連絡が取れなくなったため、彼の身に何かが起こったのではと心配したそうだ。

同メディアによると、自宅前に訪れた警察官達がベルを押したが返事はなく、しばらくして代理人と連絡が取れたという。マリリンは無事で、彼はただ単に人前に出たくなかっただけだと伝えている。その間マリリンの自宅周辺はロス市警のヘリコプターが旋回し、邸宅にライトを当てていた。

ロス市警の広報担当者は『Daily Mail Online』に、水曜日の午後6時頃にマリリンの安否を気遣う通報に対応し、出動後にトラブルの証拠が発見されなかったため現場を引きあげた―と述べている。

マリリンは数日前、元婚約者で女優のエヴァン・レイチェル・ウッドから過去の虐待被害を告発されたばかりだ。2人は2007年に交際をスタート、当時エヴァンは19歳でマリリンは38歳だった。2人は2010年1月に婚約を発表したものの、同年8月には婚約を解消している。

エヴァンは現地時間1日、自身のInstagramに「虐待者の名前は、ブライアンワーナーです。世界的にはマリリン・マンソンの名で知られています。私が10代の頃から性的関係を目的として精神的に支配し、数年間酷い虐待を加えました。私は洗脳され、服従するように操られたのです」と投稿していた。

その後、過去にマリリンと交際したという4人の女性が声をあげ、それぞれのInstagramで虐待被害に遭ったことを主張した。さらに被害を告白する女性達が増え続け、現地時間3日時点ではエヴァンを含む合計11人が被害を主張している。

エヴァンの告白後、マリリンの所属レーベルは即日契約解除を発表、TVドラマの出演シーンもカットされることとなった。マリリンは自身のInstagramで声明を発表し、女性達の主張は「現実を酷く歪めたものだ」と事実関係を否定したうえで次のように続けた。

「私は常に、同じ考えを持ったパートナーと完全な同意をもとに親密な関係を築いている。他の人々がどのように、なぜ過去のことを不正確に伝えることを選択しているかに関わらず、それが真実だ。」

画像は『Marilyn Manson 2020年1月18日付Instagram「I’ve got the whole world in my hands.」』『Evan Rachel Wood 2020年9月21日付Instagram「Loved this @dior look for @nytimes」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト