2月に入り、プロ野球は春季キャンプが始まりました。そして、きょうはプロ野球の日です。

世の中には一見、全く関係なさそうなのに実は共通点があるというものが沢山ありますが、気象と野球でいうなら、雨雲レーダーとスピードガンがそれにあたります。
雨雲レーダーとスピードガンは、どちらもドップラー効果という物理現象を利用しているからです。
気象レーダーはアンテナを回転させながらマイクロ波を発射し、半径数百kmに存在する雨や雪を観測するものです。
発射した電波が戻ってくるまでの時間から雨や雪までの距離を測り、戻ってきた電波の強さから雨や雪の強さを観測。また、戻ってきた電波の周波数のずれ(ドップラー効果)を利用して、雨や雪の動きを観測することができるのです。
きょうは日本海側の雪は次第に範囲は狭まりますが、一方で西からはゆっくり雨雲が近づいてきます。夜遅くには九州あたりで、雨雲レーダーが反応しそうです。

気象予報士・多胡 安那)

5日の天気予報。