ドラマ「江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)で主演を務める岡田結実の演技への評価が高まっている。目の覚めるような美貌と少しハスキーな声質もうまくハマり、“江戸からタイムスリップした花魁”という突飛なキャラクターを違和感なくこなす。視聴者からも「もう岡田結実ちゃんが江戸の人にしか見えない」といった声が上がっている。

【写真を見る】斬新すぎる笑!セーラー服姿の花魁・仙夏(岡田結実)

■仙夏、アイドルオーディションに挑む

江戸キリエの「江戸モアゼル」を原作に、江戸時代からタイムスリップしてきた“粋な花魁”・仙夏(岡田)と、コミュニケーション下手で恋に奥手な令和男・蔵地俊輔(葉山奨之)を中心に展開される恋模様を描いたラブコメディー。仙夏の思い人にそっくりな会社社長・鳥居直樹を前田公輝が、蔵地の憧れの女性・春日泉美を吉谷彩子が演じている。

2月4日放送の第5話では、蔵地の働くカフェのバイトリーダー・松野(森田甘路)の娘・百合(牧野羽咲)が訪ねてくるところから始まる騒動が描かれた。アイドルオーディションの最終審査に参加するという百合。仙夏が付き添いで会場へ赴くと、仙夏自身も人気プロデューサーであるクリスパンサー(エハラマサヒロ)の目に留まり…という展開だった。

好奇心旺盛で新しもの好き、さらに「置かれた場所で咲き誇る」がモットーの仙夏。これまでもスマホを“木札”と呼びながらSNSを使いこなしたり、「飲みの席に花魁が行かなくてどうする」と合コンに無理やり参加したりと、現代文化に果敢にチャレンジしてきた。今回も、口では「アタシはあくまでも付き添いだよ」と言いつつ、日本髪のままセーラー服姿でオーディションもノリノリで参加した。

岡田はそんな仙夏をイキイキとチャーミングに表現。現代の文化や文明に出会った仙夏の素直な驚きやワクワクを驚くほどリアルに演じている。

■“江戸の花魁役”ものにした岡田結実に絶賛の声

20歳にして、芸歴19年という岡田。幼少期から雑誌モデルや「天才てれびくん」のてれび戦士を務め、10代の頃はバラエティーを主戦場に活躍してきた。頭の回転の速さは、多くの視聴者の認めるところだ。

2018年に「静おばあちゃんにおまかせ」(テレビ朝日)で初ドラマ出演・初主演を務めて以降は本格的に女優としても活動。「ヒモメン」(2018年、テレビ朝日系)、「私のおじさん~WATAOJI~」(2019年、テレビ朝日系)、「女子高生の無駄づかい」(2020年、テレビ朝日系)と経験を重ねてきた。

そうした経験の上に成り立つ「江戸モアゼル」での好演。突飛な設定にも関わらず、視聴者からは「話に引き込まれる」「もう岡田結実ちゃんが江戸の人にしか見えない」「セーラー服に江戸ヘアーで違和感ないって、よく考えたらすごい」の声が上がる。

第5話ラストでは、登場人物の恋模様も大きく動いた。仙夏本人も気づいていない蔵地への思いを、鳥居と泉美は知ってしまった。さらに、得体の知れない侍・岩佐長兵衛(一ノ瀬颯)が仙夏に「夫婦(めおと)になろう!」と告白。恋の5角関係へと発展していく。

第6話は2月11日(木)に放送する。仙夏を追って江戸からタイムスリップしてきた長兵衛は、仙夏に「一緒に江戸に戻ろう!」と言う。東京での暮らしが楽しくなっていた仙夏だが「さらば、令和。さらば、東京だよ」と、江戸に戻ることを決心。カフェ“蔵”を辞めることになった仙夏の送別会が開かれ、仙夏ゆかりの人々が集まる。

一方、泉美は蔵地の誕生日が近いことから彼をディナーに誘う。「俺の誕生日、知ってるの?」と蔵地は感激。それでも泉美は、蔵地が仙夏に惹かれているのではないかと不安に駆られる。同じ頃、仙夏は雄彦(田中直樹)から蔵地の誕生日が近いと聞き、サプライズで誕生日を祝うという風習を教えてもらう。(文=ザテレビジョンドラマ部)

「江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~」第5話より/(C)YTV