時間制限やペナルティあり、無茶振りボリュームのチャレンジメニューではなく、腹ペコの学生さんやサラリーマンに愛され続ける大盛り、山盛りメニューを探していろいろ回った2020年。味や量だけではなく、店主の心意気、おかみさんの心遣い、スタッフの笑顔など、大盛り、山盛りを出す店ならではの良さも、デカ盛りの魅力の一つだったりします。
あと、デカ盛りがテーブルに届くまでの、他のテーブルのお客さんの視線のアツさも心地よかったりしますよね。ということで、デカ盛り、メガ盛りを愛する皆様にお届けしたい、外出・外食が気兼ねなく行けるようになったらまた行きたい、2020年に取材して心に残った大盛りメニュー4選です!
タワー部門『ステーキ五郎』(新橋)の「1ポンド全マシ」1417g
ステーキを二郎風にしたらこうなった! というのが『ステーキ五郎』の「1ポンド」(2200円)に、ヤサイマシマシ、トロトロ牛すじあり、ニンニク増し、脂(バター)マシ、の全マシ。重さは1417g(鉄板と木の皿の重さを除く)、高さは約18cmでした。
山の頂上からバター、生ニンニク、牛すじ、もやし、という層になっている野菜タワー。この牛すじがもやしやスープ状のソースと相性が良く、とっても美味。肉もしっとりジューシーで、新橋にランチタイムに行く用事があったら、絶対もう一回行きたい! 野菜と肉をたべきったあと、鉄板にご飯と生卵でおじや風にするシメも絶品でした!
肉塊部門『ハンバーグマニア』(武蔵小金井)の「1kgハンバーグ」872g
鉄板プレートからはみ出る寸前状態のハンバーグ、そしてナイフを入れるとみっちり&ふわふわ。肉自体の美味しさはもちろんのこと、牛骨をこんがり焼き、香味野菜と14日間煮込んで作るというデミグラスソースと、醤油と赤ワイン、ブランデーにたっぷりのニンニクを漬け込んだ香り豊かなガーリック醤油ソースが、もぉたまらない美味しさ!
焼く前1kg、焼いて872g、完食に10~20分程度? とにかく美味しさのあまり、あっという間に食べ終わったハンバーグ。さすが店名がハンバーグマニアだけあって、こだわりの旨さを実感する、幸せな気持ちになれるハンバーグです。
揚げ物部門『しらす問屋 とびっちょ』(江ノ島)の「しらすかき揚げ丼2枚」1054g
2020年、80件前後の大盛り店を取材した中、重量が1kg台ながら、ドスッときてヘビーだったのがこの丼。直径約20cm、厚さ約6cmのかき揚げが2枚。かき揚げ1枚が、いわゆる蕎麦屋とか天ぷら屋のかき揚げ3~4枚分ぐらいの大きさなので、最初はホロッ、サクッ、フワッ。を楽しんでいたのに、突然箸が止まりドスドスッとお腹にたまってくる!
しかし、このかき揚げのために命を捧げてくれたしらすたちが、まだ残りのかき揚げの中にいっぱいいる! と思うと、残した場合の罪悪感は普段の10倍以上! 残せないっ! 感覚的には2kg超え、3kgクラスの丼を食べているのと同じぐらいの満腹感になれる、見た目以上にストロングなどんぶりでした。
聖地部門『上州屋』(藤沢本町)の「3種ミックスフライ定食」の合計1955g
全メニューが大盛りまたはメガ盛り。しかも20年間変わらず、ボリュームタップリで作り続けているという、大盛りマニアにとって聖地の『上州屋』。「3種のミックスフライ定食」は、ロースカツ、チキンカツ、クリームコロッケなど12種類から3つをセレクトできるうえ、どれもデカイ!
これまた山盛りのキャベツが添えられたミックスフライの皿は、1人前にもかかわらず、パーティメニューですか? 状態。3種のミックスフライとキャベツ千切り山盛りの重さは876g、ゴハン大盛りは849g、お味噌汁は197g。マカロニの小皿は33g(全て器の重さを除く)。トータル1955g。大エビフライは箸で持ち上げると重すぎてなかなか上げられない。とにかくいろんなことが規格外、夢のような定食でした。
・・・・・・・・・
いずれの店も、ボリュームはもちろんですが、美味しかったのでまた行きたい! と思える、テンションが上がるお店ばかり。1人1品頼めばシェアOK、というお店もあるので、誰か誘って行くのがオススメです。緊急事態宣言発令中の間は営業時間や定休日が変わっているところもあるかもしれないので事前に確認を。美味しくてお腹いっぱいになれるお店で、幸せな気分を満喫しましょう!
コメント