ミュージカル『テニスの王子様』青学vs四天宝寺12月19日、東京・日本青年館大ホールで開幕。主要キャスト5人が初日公演を前に会見に臨み、意気込みを語った。

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 ミュージカル『テニスの王子様』テニミュ)は、累計発行部数が5100部を超える大人気コミック『テニスの王子様』の舞台版。テニスの名門校・青春学園中等部に入学したテニスの天才少年、越前リョーマテニス部に入部し、仲間たちとの友情や強豪校のライバルたちとの対戦を通して成長していく姿を描く。2003年にスタートし、今年で10周年の人気シリーズだ。累計動員数は160万人にのぼる。これまでに城田優加藤和樹、斉藤工、宮野真守瀬戸康史ら現在活躍中の俳優も多数輩出してきたことから「若手俳優の登竜門」とも言われている作品でもある。

 10周年のアニバーサリー・イヤーの最後となる今回の公演では、全国中学生テニストーナメントの全国大会準決勝に進んだ青学が、昨年のベスト4・大阪四天宝寺と対戦。聖書(バイブル)と呼ばれる部長・白石蔵ノ介、“お笑いダブルス”金色小春一氏ユウジ、関西のスーパールーキー遠山金太郎四天宝寺の個性的なキャラクターかつ実力を備えた対戦相手に青学メンバーは熱戦を繰り広げる。

 ゲネプロ後に会見に登場した、小越勇輝(越前リョーマ役)、多和田秀弥(手塚国光役)、安西慎太郎白石蔵ノ介役)、松岡広大(遠山金太郎役)、君沢ユウキ渡邊オサム役)の5人は、それぞれゲネプロで本番に向けての手応えを感じた様子。小越は「初日が楽しみになりました」、多和田は「初日までにまだまだ新しいものを作っていける。いい形で初日を迎えたい」、松岡は「最高のテンションで臨みたい」とそれぞれ笑顔でコメント。

 また、「テニミュ」初参戦キャラである四天王テニス部監督・渡邊オサムを演じる君沢は、役柄同様、キャスト内の年長者でもあり、若いキャストにとって良き先輩であることが明かされた。「言葉でもいろいろ言ってくれますし、背中でも見せてくれる。稽古場で先陣を切っていろんなことにチャレンジしてくれる姿を見ると、僕たちも頑張らなくちゃと思う。素晴らしい方です」と安西が絶賛。それを横で聞いていた君沢は「恥ずかしい?」と恐縮しつつも、「年齢的には大人ですけど、若い彼らよりひたむきにやれる大人として存在することが一番素敵なことなのではないかと思い、やらせてもらっています」と真剣な表情を見せた。

 最後に、公演に向けての意気込みを、「1ステージ1ステージを大切に、目の前のことを大切にやっていきたい」(君沢)、「僕たちの熱い青春を見届けてください」(安西)、「初日から66公演、進化していきたい」(松岡)、「メリハリを大切に、最後までお客さんにいい物を届けたい」(多和田)、「観に来てくださった皆さんが、すごく明るい気持ちで帰ってもらえるよう66公演、1公演1公演を大切に、最高のステージをお届けしたいと思います!」(小越)とそれぞれ力強く語り公演をアピール。これから年をまたぎ、66公演をキャストは全力で駆け抜ける。

ミュージカル『テニスの王子様』青学vs四天宝寺は、東京公演を皮切りに、大阪、名古屋、仙台、福岡と全国5都市をまわり、再び東京凱旋公演を開催。来年2014年3月2日まで合計66公演が行われる。

【東京公演】2013年12月19日~25日:日本青年館大ホール
【大阪】2013年12月28日~2014年1月5日:大阪メルパルクホール
名古屋】2014年1月8日~12日:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
【仙台】2014年1月18日~19日:名取市文化会館大ホール
【福岡】2014年1月30日2月2日:キャナルシティ劇場
【東京凱旋】2014年2月7日3月2日:TOKYO DOME CITY HALL。

ミュージカル『テニスの王子様』への意気込みを語ってくれた5人 クランクイン!