トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブ史上最年少でプレミアリーグデビューを果たしたイングランド人FWデーン・スカーレットについて言及した。7日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 プレミアリーグ第23節が7日に行われ、トッテナムはウェスト・ブロムウィッチ(WBA)と対戦。54分にケガから復帰したイングランド代表FWハリー・ケインのゴールで先制すると、58分には韓国代表FWソン・フンミンが追加点を挙げ、2-0で4試合ぶりの白星を飾った。

 同試合の後半アディショナルタイムにはソン・フンミンに代わってスカーレットが起用され、プレミアリーグデビューを果たした。データサイト『OPTA』によると、16歳320日で出場したスカーレットはクラブ史上初めて16歳プレミアリーグに出場した選手となった。なお、同選手は昨年11月26日ヨーロッパリーグのルドゴレツ戦でトップチームデビューを飾り、クラブ最年少出場記録も更新していた。

 モウリーニョ監督は『BBC Radio 5』で、わずかな出場時間ながらプレミアリーグで初めてスカーレットを起用した理由について次のように明かした。

「彼がボールに触らないとは思っていなかった。しかし、彼のような子どもが出場することはアカデミーにとっても大きな意味があると思う。なぜなら、彼は16歳だ。私にとっても彼をプレミアリーグで起用した人物になったので意味があった。彼が今後数年でどうなるか知っているからね」

プレミアデビューを果たしたスカーレット [写真]=Getty Images