真夜中に飼い主の目を盗んでいたずらをしていた犬。飼い主が物音に気付いて起きてみると、まるでベッドで吐血したような飼い犬の姿が目に飛び込んできた。『Metro』『Mirror』などが、いたずら犬の微笑ましいニュースを伝えた。

マサチューセッツ州に暮らすジョーダン・ジレッティさん(Jordan Gilletti)は、オールディ・イングリッシュ・ブルドッグの“アリスAlice、3)”と“エドガー(Edgar、5)”を飼っている。

ある晩のこと、ジョーダンさんは誰も起きていないはずの寝室で奇妙な音を聞いて目が覚めた。部屋には2匹の犬も一緒に寝ており、ジョーダンさんは「なにごとかしら?」と電気をつけて仰天した。

ぼーっとしていたジョーダンさんの目に最初に飛び込んできたのは、犬用ベッドの上でお腹を出し、血まみれになって動かないでいるアリスだったのだ。

ジョーダンさんは「とんでもないことがアリスの身に起こったと思い、心臓が飛び出るくらいびっくりしました」と当時を振り返る。

しかしその後、すぐそばにいたエドガーに目をやったジョーダンさんは、アリスの身に何が起きたのかを察し、肩の力が抜けていくのを感じた。

ジョーダンさんは「エドガーは私の空の口紅ケースをガリガリと噛んでいたのです。アリスは赤い口紅で遊んでいるうちに口や身体が血のように染まったのでしょう。そして私が起きたのに気付いて、お腹を撫でてもらおうとじっと動かないでいたわけです」と明かすと、こう続けた。

「それが血ではなく、いたずらだと分かった時はほっとしましたよ。アリスはちっとも悪びれた様子はなく、とても満足した顔をしていました。『口紅を食べてしまったことで具合が悪くなるのでは』と心配しましたが、何の問題もありませんでした。」

実はジョーダンさん一家が住んでいる家は古く、床表面が傾いているのだという。ジョーダンさんは「私がベッドに入った後、アリスは私に隠れていたずらをしていたんでしょうね。きっと化粧台にぶつかった拍子に、台の上に置いてあった口紅が床に転がり落ちたのだと思います。私は全く気付きませんでしたけどね」と呆れ気味だ。

ジョーダンさんはそのまま一度寝て、朝起きてからアリスの汚れ落としに取り掛かったそうで、この件を振り返り次のように語った。

「口紅はなかなか落ちなかったのですが、次第に色あせてわからなくなっていました。あの口紅は私の大好きな1本だったのですが、血でなくて良かったですよ。だって本当にびっくりしたんですから!」

ちなみに昨年10月にはフィリピンで、メイク用の粉が入ったパッケージを見つけた3匹の犬がピンクに染まり、飼い主を仰天させた。また3月には、スイカジャムを食べて身体が赤く染まった犬が、床で死んだふりをして話題となった

画像は『Mirror 2021年2月7日付「Dog gives owner ‘fright of life’ after she finds her ‘playing dead’ covered in red」(Image: Caters News Agency)』『Metro 2021年2月7日付「Dog terrifies owner after eating lipstick and playing dead」(Picture: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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