2021年2月20日(土)~22日(月)大阪市中央公会堂において、The Stone Ageヘンドリックス ツープラトン公演『2月の現状』を上演する。

1998年夏に旗揚げしたThe Stone Ageは、2010年より朝田大輝の作・演出による「TheStoneAgeヘンドリックス」を開始。駅のホーム、ゾンビが暮らす山村、お通夜、天狗が見守る町、結婚前夜、13回忌、港町などを舞台に「笑って笑ってグッときて笑って終わる人情喜劇」を追求し、「笑いとドラマの奇跡の融合」を目指している。

本公演では、中編『もっともらしく押す』『悪い手』を2本立てで上演する。なお、オンデマンド配信も予定されており、決まり次第公式ホームページで発表されるとのことだ。

『もっともらしく押す』あらすじ

部屋で飲みながらテレビを見てると、数年ぶりに妹から電話。
「今すぐニュース見て!」
与那国島行きの飛行機が落ちたらしい。
その搭乗者の中に、19年前に蒸発した母の名前があった。
真偽を確かめるべく、空港で再会する三姉妹
それぞれがそれぞれの母と決着をつけるために……。
変化することが苦手な女たちが、人には「変われ」と背中を押す。
居なくなった母と三姉妹の、これまでと、これからの物語。

『悪い手』あらすじ

引越しを機に、地域のボランティア団体「銀の鶴」に入会した純子。
「銀の鶴」は、アメリカで心臓移植手術を待つ少女に送る千羽鶴追い込み作業中。
「きょうのノルマは1000やから」
会長の号令の下、真心そっちのけで鶴を折る幸子、佳苗、純子。
たわいもない会話をしながらも、順調に作業は進む。
「あったらでええねんけど、3000円貸してくれへん?」
この言葉を聞くまでは……。
悪手と分かっていても打つことをやめず、もがき続ける女たちの物語。