ケイアイスター不動産は、2021年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2021年2月9日の15時に発表した。これにより、ケイアイスター不動産の配当利回り(予想)は3.28%⇒5.18%にアップした。
ケイアイスター不動産は、2021年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)が「44円」、期末配当(3月)が「95円」、合計の年間配当額は「1株あたり139円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり88円」だったので、前回予想より「51円」の増配となる。今回の増配発表により、ケイアイスター不動産の配当利回り(予想)は3.28%⇒5.18%にアップした。
また、ケイアイスター不動産の2020年3月期の配当は「1株あたり76円」だったので、前期比では「63円」の増配となる見込み。
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ケイアイスター不動産は今回、増配とともに業績予想の修正も発表しており、2021年3月期の業績予想は前回予想比で「増収・増益」となっている。ケイアイスター不動産は配当政策において「特別な損益状態である場合を除き、連結配当性向30%程度を目途」としていることから、業績予想の修正を受けて、今回の「増配」が決まった形だ。
なお、「増配」や「業績予想の修正」などが発表されたことを受けて、ケイアイスター不動産の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2021年2月9日)の終値2679円より500円高い、制限値幅の上限である3179円(+18.66%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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ケイアイスター不動産の過去6期の配当の推移は?
■ケイアイスター不動産の年間配当額の推移 | ||||||
2016年 3月期 |
2017年 3月期 |
2018年 3月期 |
2019年 3月期 |
2020年 3月期 |
2021年 3月期 |
|
配当額 (年) |
35円 | 64円 | 71円 | 84円 | 76円 |
139円 (予想) |
ケイアイスター不動産は2015年12月に上場して以来、2019年3月期までは3期連続増配となっていた。残念ながら2020年3月期は「減配」となったことで連続増配はストップしたが、2021年3月期の配当予想「1株あたり139円」が予想通りに実施されれば、再び前期比で「増配」となる見通しだ。
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また、ケイアイスター不動産の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。上場した2016年3月期から2021年3月期までの5年間で、ケイアイスター不動産の年間配当額は「1株あたり35円」から「1株あたり139円」まで、3.9倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、ケイアイスター不動産の株価は2016年3月の終値818.5円から発表当日(2021年2月9日)の終値2679円まで、3.2倍に上昇している。
■ケイアイスター不動産(3465)の株価チャート/月足・上場日~本日(2021年2月9日)
ケイアイスター不動産の配当利回り、配当+株主優待利回りは?
ケイアイスター不動産の2021年2月9日時点の株価(終値)は2679円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※ケイアイスター不動産の配当利回り】
株価:2679円
年間配当額:中間44円+期末95円=139円
配当利回り:139円÷2679円×100=5.18%
ケイアイスター不動産の配当利回りは5.18%。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.92%(配当実施企業のみ)なので、ケイアイスター不動産の配当利回りは「かなり高め」と言える。
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また、ケイアイスター不動産は保有株式数に応じて「QUOカード」がもらえる株主優待を実施している。
■ケイアイスター不動産(3465)の株主優待の内容 | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
9月末 | 100株以上 | QUOカード1000円分 |
500株以上 | QUOカード3000円分 |
ケイアイスター不動産の2021年2月9日時点の株価(終値)は2679円、配当利回りは5.18%なので「配当+株主優待利回り」を計算すると、以下のようになる。
【※ケイアイスター不動産の配当+株主優待利回り(100株保有時)】
投資金額:100株×2679円=26万7900円
優待品(QUOカード):1000円分
株主優待利回り:1000円÷26万7900円×100=0.37%
配当+株主優待利回り:5.18%+0.37%=5.56%
【※ケイアイスター不動産の配当+株主優待利回り(500株保有時)】
投資金額:500株×2679円=133万9500円
優待品(QUOカード):3000円分
株主優待利回り:3000円÷133万9500円×100=0.22%
配当+株主優待利回り:5.18%+0.22%=5.41%
ケイアイスター不動産の「配当+株主優待利回り」は100株保有時で5.56%。高水準な利回りであることに加えて、優待内容は個人投資家に人気の「QUOカード」だ。さらに、ケイアイスター不動産は上場以来、増配傾向が続いているので、今回の増配を機に長期保有を検討する価値は十分にありそうだ。
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ケイアイスター不動産は、関東全域で事業を展開する地域密着型の総合不動産企業。分譲住宅事業を中心に、注文住宅・マンション・不動産仲介など多角的に経営。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高22.6%増、営業利益83.6%増、経常利益83.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益95.3%増と好調(すべて前期比)。
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■ケイアイスター不動産 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
不動産業 | 3465 | 東証1部 | 139円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2679円 | 100株 | 26万7900円 | 5.18% |
※株価などのデータは2021年2月9日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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