長谷部誠鎌田大地が所属するフランクフルト。そのディフェンスラインを支える、オーストリア代表DFマルティン・ヒンテレッガー(28)には壮大な夢があるようだ。

ザルツブルクの下部組織で育ったヒンテレッガーは、2010年9月にファーストチームに昇格。2016年1月にボルシアMGレンタル移籍すると、2016年8月にアウグスブルクへと完全移籍する。

アウグスブルクで経験を積むと、2019年1月にフランクフルトへとレンタル移籍。シーズン終了後に完全移籍で加入すると、フランクフルトの最終ラインを支える存在となっている。

そのヒンテレッガーだが、実はキャリアを終えた後、1つの夢があるとのこと。それが「山岳救助のパイロット」だという。

ヒンテレッガーはドイツ『ビルト』のインタビューでその夢を語り、現在は母国でヘリコプターの会社を設立したという。

ケルンテン(オーストリアの都市)でトーマス・モルゲンシュテルン(元スキージャンパー)と一緒にヘリコプターの会社を始めたばかりなんだ」

「これはとてもエキサイティングな仕事だね。好きなこと。つまり、ヘリコプターを飛ばして仕事に変えられたら良いなと思っている。ボートの免許も取りたいね。でも1つずつだ」

「2、3年前に、僕は自分のキャリアを終えた後に何ができるのかを考えたんだ。あるとき、『Der Bergdoktor』(ドイツオーストリアの医療ドラマ)シリーズのおかげで、「山での救助パイロットはどれほどクールだろうか」というアイデアが浮かんだんだ」

「それから僕はトライアルコースを受け、ヘリコプターに乗ったら2度と降りたくないと思うようになったんだ」

「その上で「これがまさに僕のやりたいことだ」と自分に言い聞かせたね。人助けや良い行いをして、責任がある。それと少しのプレッシャーがなければ生きていけないんだ」

ドラマに感化され、救助ヘリのパイロットになるという夢を掲げているヒンテレッガー。現役のうちはフランクフルトの守備を助け続けてもらいたい。

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