11日にFIFAクラブワールドカップを制し、バルセロナに次いで史上2クラブ目の“6冠”を達成したバイエルン。10日、バイエルンの夏の移籍の噂をドイツの移籍情報サイト『Transfermarkt』がまとめている。

 バイエルンの夏の補強として最も注目されているのが、ライプツィヒフランス人DFダヨ・ウパメカノだ。同選手はチェルシーマンチェスター・Uからのアプローチも報道される中で、ドイツサッカー誌『kicker』や『BILD』などはバイエルンが4250万ユーロ(約54億円)で同選手を獲得する意向であることを報じている。また、バイエルンのハサン・サリハミジッチSDはウパメカノの代理人とすでに面会していて、内部的にはクラブの幹部が移籍を認めているという。

 また、バイエルンは先日レアル・マドリードとの個人合意が報じられたオーストリア代表DFダヴィド・アラバの移籍に備えなければならない。アラバの穴をフランス代表DFリュカエルナンデスが務めるとして、バイエルンは新たな左サイドバックの候補をリストアップしているという。その中にはシュトゥットガルトクロアチア人DFボルナ・ソサ、ブレーメンオーストリア人DFマルコフリードル、ヘルタ・ベルリンドイツ人DFルカ・ネッツ、イングランド2部のレディングに所属するイングランド人DFオマー・リチャーズの名前が挙げられている。

 特に、フリードルは約10年間に渡ってバイエルンの下部組織でプレー。2018年にレンタル移籍でブレーメンに活躍の場を移すと、2019年に350万ユーロ(約4億4500万円)で完全移籍を果たしている。なお、バイエルンには1000万ユーロ(約1億2700万円)での買戻し条項があるという。

 また、『kicker』はバイエルンボルシアMGドイツ代表MFフロリアン・ノイハウスとの契約を希望していると報じられているが、実現可能性は低く、クラブの財政状況に左右されるようだ。また、『Transfermarkt』は6月にレンヌとの契約が満了するフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガや、現在インテルからスペツィアにレンタル移籍中のルシアン・アグメなどの関連性も伝えている。

11日、バイエルンはFIFAクラブワールドカップを制した [写真]=FIFA/FIFA via Getty Images