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2月後半でも「冬の嵐」に警戒が必要です。来週中頃は、強い寒気が南下し、日本海側を中心に、荒れた天気になるおそれがあります。大阪や名古屋など、太平洋側でも「雪」予報の所がありますので、最新の交通情報や気象情報を、確認してください。

「冬の嵐」原因は?

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12日金曜の日中は、沖縄や九州南部では弱い雨の降った所もありましたが、日本海側の雪も止んで、広い範囲で、この時期にしては暖かくなりました。福井市松山市は今年1番の暖かさで、大分県日田市は今年初めて最高気温が20℃を超えました。
ただ、穏やかな天気や、春のような暖かさは、続きません。
週間天気図を見てみますと、15日は、2つの低気圧が本州付近を進むでしょう。そして16日から18日頃にかけては、北海道の北で、低気圧が発達し、ほとんど停滞する見込みです。
16日から18日頃にかけては、冬型の気圧配置が強まり、「強い寒気」が本州付近にも南下するでしょう。さらに、本州付近では、等圧線の間隔が狭くなりそうです。等圧線の間隔は、狭くなればなるほど、強い風が予想されます。
このため、来週中頃は、日本海側を中心に「荒れた天気」になり、低気圧がさらに発達した場合や、冬型の気圧配置がさらに強まった場合は、「大荒れ」や「大しけ」となるおそれがあります。日本海側を中心に、雪がどんどん降って大雪になるだけでなく、風も強まって、猛ふぶきで見通しが悪くなることも考えられます。また、雪の範囲は、北海道や東北、北陸だけでなく、九州北部など、西日本の日本海側にも広がるでしょう。

太平洋側でも「雪」降る寒さ

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さらに、18日頃には「平地でも雪を降らせる目安」となる寒気が南下して、本州を覆うでしょう。そのため、大阪や名古屋など、太平洋側でも所々で「雪」が予想されています。
普段、あまり雪に慣れていない所だけに、少しの雪でも、交通機関に影響がでる可能性があります。また、たとえ雪ではなく、雨で降ったとしても、朝晩は、濡れた路面が凍結するおそれがあります。特に、路面が凍結しやすい所は、橋や歩道橋の上、トンネルの出入り口、交差点カーブ、日陰です。車の運転や足元に、十分に注意するとともに、最新の交通情報や気象情報を確認してください。
そして、東京など、晴れる所でも、昼間も「真冬の寒さ」でしょう。来週中頃は、関東から九州の太平洋側でも、最高気温は、ひと桁の所が多い予想です。気温が低いだけでなく、風の冷たさも加わりますので、体調を崩さないよう、しっかり暖かくしてお過ごしください。

来週は また「冬の嵐」 荒れた天気のおそれ 大阪や名古屋でも雪マーク