バレンタインである2月14日夜10時より累計視聴数2億回を突破したABEMAの大人気恋愛リアリティーショー『オオカミ』シリーズの最新作『恋とオオカミには騙されない』の配信開始が話題だ。さらに2月8日には『今日、好きになりました。卒業編2021』(以下、『今日好き』)、2月16日には『恋する週末ホームステイ 2021冬 Tokyo』(以下、『恋ステ』)と、恋愛リアリティーショーの新シーズンが軒並みスタートしている。

(参考:【写真】オオカミ、今日好き、恋ステ歴代胸キュンシーン

 ここで、上記これから展開を見せていくであろう3シリーズをより楽しむために、寒い冬に見返したい歴代胸キュン名シーンを振り返りたい。

 まずは『恋ステ 2020冬 Tokyo』からは、男子からの人気No.1であるリリカ(森脇りりか)をひたすら一途に想い続けたシティボーイのゆきと(原田夕季叶)とシンガーソングライターでラッパーの顔を持つA夏目の2人による攻防を改めてご紹介したい。

 勇気を振り絞って2ショットに誘い出したA夏目が向かったのはアクアリウムリリカのために制作してきたオリジナル曲『東京の冬』をイヤホン片耳ずつで一緒に聴きながら、さらに勇気を出して手を繋ぐ。そして、「付き合ったら大切にする」と力強く宣言。最初の2ショットの際には全く話せなかったA夏目が、一気に距離を詰めてリードをし、恋愛モードに突入したその“切り替えの瞬間”を目の当たりにして、思わずドキッとした視聴者も多かったのではないだろうか。

 A夏目とは打って変わって、毎回2ショットの度にドキッとさせる漫画のようなシチュエーションで積極的にストレートに想いを伝えてきたゆきと。そんなゆきとが最後の夜、勝負をかけてまたやってくれるのだ。写真を撮っている最中にバックハグをしてからの、彼女をくるりんと正面に向き直らせてハグ。極めつけは「ずっと最初から(ハグしようと)決めてた」「リリカだから、本気だからやってるの」と言い添える。あまりにスマートなエスコートの連続に女性慣れを心配していたリリカの不安をちゃんと払拭した言動に胸キュン必至、もはやそれを超えて感心する勢いだった。

 続いて、『今日好き 赤い糸編』からも健気な男子メンバーによる一途なアタックシーンを挙げたい。初日からずっとるな(黒咲月)を想い続け、行動を起こしてきたりょうた(流稜太)。告白前、最後のアピールタイムでりょうたは「るなちゃんだけを想ってる」と変わらず素直な気持ちを伝えると、最後に赤いハイビスカスをプレゼント。

 初対面の段階で、「星空編(前シーズン)からるなのことが気になっていた」と言って胸ポケットから一輪のピンクの花を取り出し手渡すシーンがあった。最後に同じく花を渡して、その頃から想いが変わらないことを伝え、さらに初回はピンク色を選んだけれど、そこから中身を知って、彼女に似合う色味を見極めて花の色を赤に変えてくるあたりも憎いほど惚れ惚れしてしまう(因みにフットネイル、制服のカーディガンの色味とも関連づけたらしい。本当に細やかなところまでよく見ている)。初回のアプローチから初志貫徹の見事な伏線回収、こんなストーリーテラーはそうそういないだろう。

最後に『オオカミくんには騙されない』からは、ずっとオオカミ疑惑がかけられていたカイトKaito)のさりげない優しさについて触れたい。

 ありさ(松永有紗)が周りのメンバーの恋模様やリタイアを受けて涙をこぼしてしまった際に、カイトが頭をポンポンして慰めるシーン。決して口数が多くはないカイトだが、まずは相手を安心させ、思わず話したくなるような心を許せる空間を瞬時に整えられるのが彼の魅力だろう。

 バレンタイン当日配信開始になる最新作『恋とオオカミには騙されない』はじめ恋リアシリーズ。出演者たちの予想だにしない名シーンに遭遇できるのが今から本当に楽しみだ。(佳香(かこ))

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