アーセン・ヴェンゲル氏が、かつてアーセナルがFWジェイミー・ヴァーディの獲得に動いていたことを明かしている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
『beIN Sports』に出演したヴェンゲル氏によると、それは2016年の夏。同氏がアーセナルの監督を辞任する2年前のことだ。
その夏はレスターが奇跡と言われたプレミリーグ制覇を成し遂げた直後で、クラブとしても全力で慰留に努めていた模様。
その分、アーセナルもそれなりの金額を提示したようだが、失敗に終わっていたようだ。
「レスターはプレミアリーグを優勝したばかりで、絶対に彼を失いたくなかった。だから彼らも長い間交渉し、我々のオファーを超えるまではいかないにしても、同じ程度の金額を提示していたようだ」
結局、ヴァーディはその直後にレスターと新たに4年契約を締結。しかし、いずれにせよ、同選手のプレースタイルはアーセナルに合わないとして、周囲から疑問の声が多かったようだ。
それでもヴェンゲル氏は、ヴァーディのポテンシャルを高く評価し、どのチームでも得点できる能力を持っていると分析した。
「彼は試合に合わせられる選手だ。適応できないようには見えないし、偉大なストライカーは総じてそういうものだ。それはどの状況でも得点できることを意味する。たとえ試合中に強みのスタイルを発揮できなかったとしてもね」
「確かに我々はよりボールを持つチームだったが、ゴール前で彼は自分で走るタイミングを考え、スペースを察知する。素晴らしいストライカーはボックスの中で常に動いている。周りが動いていなくてもね。そういう能力を彼は持っているのだ」
「彼らは他の人より早くゲームを読み、予想力に長け、次に何が起こるか素早く理解する力がある」
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