セリエA第22節が14日に行われ、DF吉田麻也が所属するサンプドリアフィオレンティーナとホームで対戦した。吉田は2試合ぶりの先発復帰を果たし、センターバックとしてフル出場した。

 ホームのサンプドリアは31分に先制する。右コーナーキックのキッカーを担当したガストン・ラミレスは、ニアポストの前にゴールキーパーへと向かう鋭いボールを供給。飛び込んだケイタ・バルデ・ディアオが頭で合わせて押し込んだ。

 しかし、フィオレンティーナが37分に試合を振り出しに戻す。ペナルティエリアの手前でフリーキックを獲得すると、キッカーのエリック・プルガルが枠を捉えた鋭いシュートを放つ。これは相手GKエミル・アウデロの好セーブに阻まれたが、こぼれ球をドゥシャン・ヴラホヴィッチが頭で押し込んだ。

 同点で折り返すと、フィオレンティーナは54分に決定機。クリスティアーノ・ビラーギのフリーキックルーカスマルティネス・クアルタが頭で合わせたがポストに弾かれ、こぼれ球を押し込もうとしたヘルマン・ペッセッラは枠を捉えられない。

 すると71分、サンプドリアが勝ち越しに成功する。ファビオ・クアリャレッラのパスから右サイドの深い位置をとったアントニオ・カンドレーヴァがマイナス方向に折り返すと、飛び込んだクアリャレッラは左足ダイレクトで合わせる。ボールは相手GKの指先を弾いてゴールに吸い込まれた。

 サンプドリアは吉田ら守備陣の奮闘もあってリードを守り切り、3試合ぶりの白星で今季9勝目を挙げた。一方、フィオレンティーナは2連敗で今季10敗目となった。次節、サンプドリアは20日にアウェイでラツィオと、フィオレンティーナは19日にホームでスペツィアと対戦する。

【スコア】
サンプドリア 2-1 フィオレンティーナ

【得点者】
1-0 31分 ケイタ・バルデ・ディアオ(サンプドリア
1-1 37分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(フィオレンティーナ
2-1 71分 ファビオ・クアリャレッラ(サンプドリア

サンプドリアとフィオレンティーナが対戦した [写真]=Getty Images