最近話題の繊細さん。繊細な赤ちゃんをもったお母さんはまず環境を整えよう
最近何かと話題になった繊細で敏感な人。これは“気質”といい生まれがらにもった個性や特徴のひとつです。
実は赤ちゃんの頃からそのデリケートな特徴は現れます。生まれながらにとっても繊細なためいつもと違う環境だと眠れなかったり、いつもと違う粉ミルクや離乳食は受け付けなかったりと育児に手がかかります。
繊細で感受性豊かな子どもは色んなことに敏感で、不安になりやすいのです。まずは安心感を与えること。安心して過ごせる環境を整えましょう。


いつもお母さんの影に隠れるわが子。もっと積極的に友だちと楽しんでほしい
Aちゃんは3歳。お母さんはAちゃんがひとりっ子なので、友だちとも遊んでくれたらいいなと思い、よく児童館へ出かけます。
でもAちゃんはお母さんの後をついて離れず、結局児童館に出かけてもお母さんと遊んでいるだけ。子どもたちの輪の中には全く入ろうとしません。
お母さんとしては残念ですが、遊びにくるのが嫌ではないようなので気長に構えることにしました。かなり時間はかかりましたが、見慣れた子が増えると安心しAちゃんの行動範囲が広がってきたのです。


場所見知りや人見知りは時間が解決する。長期戦だと覚悟して挑もう
繊細な子は人にも場所にも慣れるのに人一倍時間がかかりますが、慣れると安心できます。
また自分を理解してくれる人がいるとわかれば安心し、努力家で思慮深い持ち前の強みをどんどん発揮します。
大切なのは焦らずその子のペースに合わせ少しずつ進めること。決して親のペースや価値観を押し付けないことです。
環境が子どもに合っていないと感じたら思い切って環境を変えるのもひとつです。その子にあった先生や静かな安心できる環境だと少しずつですが居場所を見つけてのびのびと過ごすようになります。


場所見知りや人見知りは時間が解決する。長期戦だと覚悟して挑もう
繊細な子は人からものを取られても何も言わない、自分からあまり積極的に出ていかないなど、親から見ると大丈夫かなと心配になることも多く、横から口を挟みたくなります。
でもそこはぐっと我慢してお母さんが意見を出しすぎないこと。子どもは言えないだけで、自分なりの考えを持っています。
このタイプの子は弱そうに見えても実は芯の強さを併せ持っているのです。
最後はお母さんの信じる力。いつも見守られていることが子どもに伝わると安心するでしょう。


今日の1日1成長
繊細で優しい子にはその子のペースや考えを尊重し温かい目で見守ろう
子どもの柔軟性も1成長、お母さんの包容力も1成長。
ちゅうじょうゆか(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press