ザック・スナイダー監督による、DC映画『ジャスティス・リーグ』のディレクターズ・カット版(原題『Zack Snyder’s Justice League』)の海外版トレーラーが、YouTubeにて公開された。

【動画】『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット海外版トレーラー

 スナイダー監督は2017年、娘が亡くなったことを理由に『ジャスティス・リーグ』の監督を途中降板。『アベンジャーズ』などで知られるジョス・ウェドンが監督を引き継ぎ、大幅な変更を加えて2017年11月に公開された。しかし批評・興行ともに振るわず、スナイダー監督による再編集を望む声がファンから噴出。これを受け、スナイダー監督が新映像と共に再構築した通称「スナイダー・カット」が、アメリカで現地時間3月18日より、HBO Maxで独占配信されることとなった。

 現地時間2月14日に初公開となったトレーラーでは、ジャスティス・リーグのメンバーとレイ・ポーターが演じるヴィランダークサイドとの激しい戦闘が描かれている。バットマンの声かけのもと、スーパーマンワンダーウーマンアクアマンフラッシュ、サイボーグがチームとなり、地球を滅亡させようとするダークサイドとステッペンウルフ、デサードと闘う姿が見て取れる。

 Varietyによると、ダークサイドというキャラクターは、スナイダー監督の構想では本来メインの悪役とされていたものの、劇場公開されたバージョンでは全てカットされていた。さらに予告の最後には、満を持してジャレッド・レト演じるジョーカーも登場している。

 映像を彩る荘厳な音楽にも注目。これは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで知られるジャンキーXLによる新作だそう。スナイダー監督が起用していたものの、監督交代後に変更され、劇場公開バージョンではティム・バートン監督作品などで知られるダニーエルフマンの楽曲が使用された。

 『ジャスティス・リーグスナイダー・カットは、4時間に及ぶ大作映画として、HBO Maxにて2021年3月18日に独占配信される予定。視聴に年齢制限を設けるR指定となる事が明らかになっている。

『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット予告編がお披露目  写真提供:AFLO