今回は、「冬ゴルフのラウンドで意識する事」について紹介していきます。

真冬のラウンドと聞いて、「絶対無理!超寒いじゃん!」と考える人も多いと思いますが、いざやってみるとメリットは沢山あります。

ただ冬のラウンドをオンシーズンのように考えていると、ワーストスコアすら叩く可能性があるので注意は必要です。

ではどんな事に注意してラウンドすれば良いのか?

ポイントは4つ。1つずつ説明していきます。

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1.飛距離が落ちるので1番手上げる

まず冬のラウンドで1番頭に入れておかなければならない事。

それは「飛距離の低下」です。

気温が下がると体が硬直し、思うように捻転しません。しっかりストレッチをしてから挑めばいくらかマシにはなりますが、それでも飛距離は落ちます。

寒さによる体の硬さの他、「冷えた球は飛ばなくなる」、「冬は空気抵抗も増える」など複数の要因があります。

飛距離が落ちる事は確実です。なのでそれを前提にクラブ選定をしなければなりません。

とは言え、あまり難しく考えず1番手上げたクラブ選択をすれば良いだけ。

150ヤードをいつも8番アイアンで打っている人は、7番アイアンにすれば良いだけです。

間違ってもスイングスピードを上げたり、球筋をドロー目にして飛距離を足そうとするのは止めましょう。

2.着込むとスイングに影響が!薄手で暖かいインナーを買おう

寒さ対策でとにかく服を着込む。確かに風邪を引いたら元も子のない話ですが、スイングの事を考えるならあまりおすすめは出来ません。

服の厚みで体がモコモコになり、スイングに影響が出ます。

少し話は変わりますが、僕も過去に襟が立っているモコモコのダウンを着てラウンドしていたら、数ホール回っただけで顎辺りが真っ赤になりましたね…。

スイングの度に襟部分で顎を刺激していたんです。

という事で、着込むなら薄手のインナーを重ね着しましょう。今は保温性の高いインナーも数多くあるし、薄手に見えても実際は暖かい高性能なジャケットもあります。

厚手ばかりを重ね着せず、薄いインナーを重ねて「極力スイングに影響出ない服」でラウンドしましょう。

3.グリーンが跳ねるかも?手前から攻めよう

続いてはグリーン周りの話です。

真冬の早朝ともなれば、ゴルフ場によってはカチンコチンに凍っているかも知れません。凍ったグリーンに文句を言っても始まりません。自身で対応しましょう。

一番良いのはダイレクトにグリーンを狙わない事。

手前から転がしてカップに近付けるのが一番安全で、賢い選択だと思います。そうすればグリーンで跳ねる事もないですし、いくら凍っていてもスピンは効くので対応できない程ではありません。

凍ったグリーンはとにかく手前から。

凍ったグリーンを見分ける簡単な方法は、グリーンの周辺を見るだけでOKです。近くに日を避ける高い山や崖などがなく、日が当たっているグリーンなら僕はグリーンに向かって打ちます。

とは言えそれは季節や気温、ゴルフ場の立地や時間帯など複合的な要因で決めています。

後は口コミなんかもしっかり見ておきますね。

とにかくガチガチに凍っているグリーンなら、手前からのアプローチが効果的です。

4.フェアウェイにこだわらない!ラフも弱いから打っても平気です

夏のラフに比べて冬のラフは弱い。ここはとても重要な点です。

このポイントこそ、冬ゴルフでベストスコアを出せる鍵となる部分。

夏ラフは知っての通り緑色で、力強く地面から生えています。

芝の力も強く、深いラフに沈んだなら出すだけでもやっと。

しかし冬ラフは芝の冬眠期なのです。色も緑から白色に変わりその力強さは全くありません。抵抗が0とは言いませんが、夏に比べれば月とすっぽん

ラフに行ったとしてあまり気にしなくて済む。ここが大きい。

「フェアウェイに置かないと」という気持ちを和らげてくれる。「別にラフでも良いや」という気持ちが思い切ったスイングを作ってくれます。

ゴルフはメンタル。

ラフでも問題なしと考えれば途端にフェアウェイが広く感じられる。そうすると心は軽くなりスイングにキレが出てくる。

ラフが脅威ではない→フェアウェイが広く感じる。

この点こそ冬ラウンドの付け入る隙です。ラフでも平気なのでどんどん攻めましょう。

まとめ・冬ゴルフは戦い方がある!戦略的に攻めよう

という事でまとめます!

【冬ゴルフのラウンドで意識する4つのポイント】

1.飛距離が落ちるので1番手上げよう
2.着込むとスイングに影響が!薄いインナーを重ねよう
3.グリーンが凍って跳ねるかも!手前から攻める
4.ラフは怖くない

以上になります。

冬はワーストスコアを出しやすい季節です。

グリーンは硬いし体のキレもない。飛距離は出ないし、そもそも外に1日いる事がきつい時期。

しかし本物のゴルファーなら季節問わず、ゴルフ場がクローズしない限りプレーするもの!

そしてそんな時期にこそベストスコアを叩き出しましょう。

ポイントはやはりラフの力が弱い点です。

ここを有効に使いましょう。

良き冬ゴルフを!それではまた!

[文:レジャーゴルフのサイト【Caddy(キャディ)】]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

冬ゴルフのラウンドで意識する事4選!ワーストスコアを出さない為に冬のゴルフ場を知ろう