チェルシーに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが、プレミアリーグで1000分ぶりのゴールを決めた。

 昨年夏にライプツィヒからチェルシーに加入したヴェルナーは、今シーズンここまで公式戦31試合に出場し、9ゴール9アシストを記録している。しかし、昨年11月7日に行われたプレミアリーグ第8節シェフィールド・U戦で挙げた得点を最後にゴールから遠ざかり、1月10日のFAカップ3回戦のモアカム(4部)戦で公式戦13試合ぶりのゴールを記録したものの、リーグ戦は14試合ノーゴールとなっていた。

 そして、15日に行われたプレミアリーグ第24節のニューカッスル戦に先発出場したヴェルナーは、1-0で迎えた39分にCKの流れからこぼれ球を押し込み追加点を記録。データサイト『OPTA』によると、リーグ戦では昨年11月7日シェフィールド・U戦以来、1000分ぶりの得点になったという。

 待望の得点を挙げ、2-0の勝利に貢献したヴェルナーは試合後、イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューで、「僕たちはとてもいいサッカーができたと思うし、先週から続けて良かったと思う。やっとゴールを決められて嬉しいよ。まだ今シーズンは多く残っているし、このように続けていきたい」と喜びを口にした。

ストライカーとしては常にゴールを決めたいと思っている。先月は得点できなくて満足はしていなかったが、これはチームスポーツだ。勝利すればすべてが順調だ。アシストやPKを獲得することでチームを助けることができていたしね。そして今はゴールを決められた。だから嬉しいよ」

ストライカーにとってはその状況にいないことやチャンスがないことの方が最悪だ。僕には多くのチャンスがあったが、それをミスしてしまっていた。今日も、みんなは多くの得点できるチャンスを作り出してくれていた。それが僕にとっては重要なことだ」

 チェルシーはこの試合の勝利でリヴァプールをかわして暫定4位に浮上した。ヴェルナーは「これは本当に重要なことだ。最後にチャンピオンズリーグ(出場)に到達することが重要なことだと思う」と今後への意気込みを語った。

「今シーズンの最初は誰もが僕たちが優勝候補だと言っていた。でも、直近2カ月ではそうではないことが証明されてしまった。マンチェスター・Cや他のクラブとの差を縮めるためにもやるべきことはたくさんあると思う」

 トーマス・トゥヘル監督就任後、公式戦5勝1分け(5連勝中)で無敗を継続しているチェルシー。次節は20日にアウェイでMF南野拓実が所属するサウサンプトンと対戦する。

プレミア15試合ぶりのゴールを挙げたヴェルナー [写真]=Getty Images