2月15日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演した若林正恭(オードリー)と川島明(麒麟)が、自分の持ち味を出せずに迷走していた時期について言及する場面があった。

【写真を見る】黒のスーツを着た松本人志と若林正恭の2SHOT

この日の放送では、45年も続く特撮ヒーローシリーズ「スーパー戦隊」の歴史を紹介し、マンネリと戦った1990年代の3年間について解説した。

先生役を務めた川島は、スーパー戦隊になぞらえて、麒麟にも迷走していた時期があったことを告白する。初めて決勝に進出した2001年の「M-1グランプリ」で麒麟が披露したのは「前半2分半フリで、後半2分半で全部回収する」というネタで、川島は「2002年はそういうネタばっかり作った」と説明。

その結果、ネタの時間を丸々使って「4分間伏線で終わる」という失敗をしでかしたこともあったとか。川島は「普通にやってもウケないんちゃうかと思ってしまって」とその頃の心境を打ち明けた。

また、若林もオードリーが今の芸風にたどり着く前の状況について触れ、アメフト部出身だった若林と春日俊彰アメフトの防具を着けてぶつかりあうだけというネタで舞台に上がっていた時期を回想。

そのネタは「客席で追っかけ回してロビーでタックルして終わる」という内容で、その派手さを買われて一時はテレビ出演のチャンスも掴めたという。

だが、ある日の帰り道「こんなことがやりたいんじゃない」と号泣してしまったという若林。実験的な作品にも挑戦してきたスーパー戦隊と自分たちの漫才を重ね合わせて、若林は「すごい染みました。一回行ききってちょっと下がるってあると思うんですよね」と実感を込めた表情で語っていた。

放送終了後のネット上には視聴者から「どんなジャンルでも長く続けるのはある意味マンネリとの戦いだもんね」「最近は漫才論争とかあるけど、アメフト姿でぶつかりあうのも漫才だと思います!」「スーパー戦隊が45年も続いてることに驚き」といったメッセージが書き込まれていた。

次回の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」は3月1日(月)放送予定。

若林正恭が「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演/ザテレビジョン撮影