バイエルンは15日、オーストリア代表DFダヴィド・アラバが出席する記者会見を16日に実施することを発表した。

 アラバのバイエルンとの現行契約は2021年6月30日までとなっているが、現時点で新契約は締結されず、今シーズン終了後の退団が濃厚と見られている。そんな中、バイエルンは15日に翌16日14時(日本時間22時)からアラバが出席する記者会見を実施することを発表。注目が集まっている同選手の去就が、同会見で明らかとなる可能性がありそうだ。

 現在28歳のアラバは2008年に母国を離れてバイエルンの下部組織に加入し、2010年にトップチームへ昇格。同年2月10日に行われたDFBポカールのグロイター・フュルト戦でデビューを果たし、当時のクラブ史上最年少出場記録を樹立。2011年1月から6月まではホッフェンハイムへのレンタル移籍を経験。現在のチームでは元ドイツ代表FWトーマス・ミュラー2008年8月15日デビュー)に次ぐ最古参選手となっている。

 クラブ通算ではここまで公式戦415試合に出場し、33ゴール50アシストを記録。外国人選手としてはバイエルン史上2位の出場試合数を誇っており、今シーズン中に元フランス代表MFフランク・リベリーが記録した425試合という外国人選手の最多出場記録を超える可能性もある。

 注目されている新天地についてはレアル・マドリードのほか、マンチェスター・Cチェルシーリヴァプールなどプレミアリーグ勢が関心を示していることが報じられているが、果たしてどのような決断を下すのだろうか。

バイエルンに所属するアラバ [写真]=Getty Images