元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTubeチャンネル「田中大貴のアスリートチャンネル」でお届けしている、チャンネルご意見番こと、近鉄バファローズなどで活躍した元プロ野球選手の金村義明さんによる2021年12球団戦力分析シリーズ。
8日に公開された第3弾では昨年セ・リーグAクラスの巨人、阪神、中日の3球団について分析した。
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金村義明が12球団戦力を徹底分析!〜昨年パ・Aクラス編〜 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yoshiakikanemura-analysis/
戦力よりも期待するのは・・・
まずは、2年連続リーグ優勝に輝いた巨人。主な入退団選手は以下の通りだ。
【入団】
梶谷隆幸 外野手(前DeNA)
井納翔一 投手(前DeNA)
スモーク 内野手(前ジャイアンツ)
テームズ 内野手(前ナショナルズ)
【退団】
パーラ 外野手
田中俊太 内野手
山本泰寛 内野手
岩隈久志 投手
上記の戦力を踏まえて金村さんは
「新戦力は30代ばかりですよね。数字的には、まあまあという選手をとっていますが、僕はそれより僕は原采配に尽きると思いますよ。びっくりする采配もできる存在になっていますよね。一昨年も昨年も、キャンプが終わった時点では圧倒的な強さは感じられなかったんですが、シーズンが終わってみると、あれほど2位と差をつけている。昨シーズンも今までのジャイアンツには考えられない捨てゲームを作っていましたが、関係ないですもんね。」
今季から加入した梶谷・井納両FA選手について、「巨人へFA加入した選手は重圧が凄そう」と懸念する、アシスタントの淡輪ゆきさん。これについて金村さんは、
「梶谷も井納も、横浜スタジアムでも満員の中でプレーしている。尚且つセ・リーグからセ・リーグへの移籍。これがパ・リーグからの移籍なら毎日が日本シリーズみたいになりますがそうではないので、そこは心配いらないんじゃないですかね。」
とコメントした。
補強だけ見れば1番
続いて、昨シーズン2位の阪神。主な入退団選手は以下の通りだ。
【入団】
ロハス・ジュニア 外野手(韓国KT)
アルカンタラ 投手(韓国斗山)
チェン・ウェイン 投手(前ロッテ)
佐藤輝明 内野手(ドラフト1位・近畿大)
【退団】
ガルシア 投手
藤川球児 投手
福留孝介 外野手
能見篤史 投手
上記を見て、
「ここは補強だけみると1番凄い補強したと思いますよ。ここ何年間を見ても、1番いいんじゃないでしょうか」と絶賛した金村さん。
「ロハス選手のビデオを見たんですが、そんなに癖もないし、パワーもありますしね。チェンもまだ使えますし、アルカンタラもいい投手だと思いますよ。あとは、福留がいなくなったという点については、首脳陣は気を遣わないのでやりやすいんじゃないかと思いますね。」
と、今季の戦力について分析した。
ベテランによる底上げに期待
そして、昨シーズン8年ぶりのAクラス入りとなった中日。主な入退団選手は以下の通りだ。
【入団】
ガーバー 外野手(ロッキーズ)
ロサリオ 投手(ロイヤルズ)
福留孝介 外野手(前阪神)
「昨年後ろの3枚がしっかりしていて後半戦に上がって行ったので、上り調子であることには間違いないですね。ただ、入退団選手をみると、凄い補強をしたというよりは、現有戦力がどこまで頑張るかでしょうね。特にこのチームは投手力がカギ。そこがしっかりとして来たら、今年はそろそろ上に殴り込みをかけれるくらいには来ている感じはします。」
と、チームの勢いに期待した金村さん。
さらに、14年ぶりに中日へ復帰となった福留選手については、
「福留が大きな戦力ではなく、福留の経験を今伸び盛りの若い選手たちに伝えることができるというのはプラスですね。」
と、ベテランの加入によるチームの底上げに期待した。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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