バルセロナなど国内外のビッグクラブの関心を集めるU-21スペイン代表FWブライアン・ヒル(20)の将来はやはりアンダルシアの地にあるようだ。

セビージャカンテラ出身のブライアン・ヒルは、左右のウイングを主戦場とする左利きの気鋭のアタッカー。優れたアジリティ、足元の技術に加えて、クロスやラストパスの精度にも優れる次代のラ・ロハを担うドリブラーだ。

17歳でトップチームデビューを飾り、直近はレガネス、エイバルと国内の中小クラブへの武者修行で研鑽を積む逸材は、今シーズンのラ・リーガで16試合3ゴール2アシストを記録。ただ、その卓越した打開力、勝負度胸は数字以上のインパクトを残しており、すでに国内外のビッグクラブの関心を集めている。

とりわけ、ここ最近では深刻な財政難によってブラジル代表FWネイマールの復帰計画を諦めたバルセロナが、そのプランBとして獲得に強い関心を示しているとの報道が出ていた。

しかし、バルセロナに精通するカタルーニャ系メディアの『ムンド・デポルティボ』は、ブライアン・ヒルがセビージャとの新契約締結に迫っており、獲得の可能性はほぼ潰えたと報じている。

『ムンド・デポルティボ』によると、ブライアン・ヒルとセビージャの現行契約は2023年6月までとなっており、その契約解除金は3500万ユーロ(約44億7000万円)に設定されているという。

だが、今シーズンのエイバルでの華々しい活躍を受けて、予てから相思相愛の間柄であるブライアン・ヒルとセビージャは、大幅な昇給を盛り込んだ2025年までの新契約締結が迫っている模様。そして、契約解除金も1億5000万ユーロ(約191億円)という約5倍の金額に引き上げられるようだ。

また、セビージャのホセ・カストロ会長は先日にスペイン『ラジオ・マルカ』のインタビューで、「彼はセビージャで重要なプレーヤーになるはずだ」と、20歳の生え抜きの逸材が今後クラブの屋台骨を背負っていく選手になるとの見解を示していた。

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