セリエA第23節が20日に行われ、DF吉田麻也が所属するサンプドリアは敵地でラツィオと対戦した。吉田は2試合連続で先発起用となったが、ハーフタイムでベンチに下がった。

 試合が動いたのは24分、ホームのラツィオが先制する。ラツィオはGKのペペ・レイナが前方にロングフィードを供給すると、これは吉田に頭で跳ね返されるものの、セカンドボールを拾ったルイス・アルベルトが前進。ドリブルは途中で吉田に止められたが、こぼれ球を拾ったセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチから再びL・アルベルトにボールが渡る。L・アルベルトは囲まれながらも冷静に右足でゴール右上に流し込んだ。

 ビハインド折り返しサンプドリアは54分、トマーゾ・アウジェッロのクロスにファビオ・クアリャレッラが頭で合わせたが、わずかに枠を外れる。試合はその後も一進一退の攻防が続いたが、サンプドリアは追いつくことができないまま、試合は終了の笛を迎えた。

 勝利したラツィオは2試合ぶりの白星で今季13勝目、敗れたサンプドリアは3試合ぶりの黒星で今季11敗目となった。サンプドリアの次戦は28日に行われ、ホームでアタランタと対戦する。ラツィオは23日チャンピオンズリーグバイエルンドイツ)と戦い、27日にアウェイでDF冨安健洋が所属するボローニャと対戦する。

【スコア】
ラツィオ 1-0 サンプドリア

【得点者】
1-0 24分 ルイス・アルベルトラツィオ

ラツィオとサンプドリアが対戦した [写真]=Getty Images