2月21日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に、「くも膜下出血」「脳梗塞」で療養していた田中裕二(爆笑問題)が約一カ月ぶりに番組復帰。発症した時の状況や自身の病状などを語った。

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■夜中に発症「あんまり経験したことのない痛みだな」

相方の太田光(爆笑問題)から「今日の“代打”MC、田中裕二さんです」と紹介された田中は、アシスタントの山本里菜TBSアナウンサーからも「田中さん、おかえりなさい」と祝福され、田中は「すみません。いろいろご心配おかけしましたけども、とりあえずもうすっかり元気で。通常モードで」とあいさつ。

山本アナから「くも膜下出血」時のことを覚えているか聞かれると、田中は「覚えてます覚えてます」と答え、痛みについて「よくいろいろ聞くじゃないですか。バットで殴られたり、釘を刺されたような(痛さ)とか。僕の場合は、正直そこまでではなかったんですよ。僕も偏頭痛じゃないですけど、たまに頭痛いんですけど、それと違う種類だってのはすぐ分かったんですよ」と説明した。

太田からその違いについて尋ねられると、田中は「言葉にすると難しいんですけど、なんか急に『グイン』って引っ張られるように、ズキーンってきたんですよ。『これってなんか変だ。あんまり経験したことのない痛みだな』って思って。『痛み止め飲もうかな』とか思ったんですけど、『ちょっと待てよ、そのレベルじゃなさそうだな』と。で、この辺(頭頂部右)が痛くなって。『あ、どうしよ、これ…。そういう脳の病気とか、たまに聞くやつかな?』っていう気持ちが半分と、夜中2時なんで『今から家族起こして救急車だなんだっていうのどうかな?』っていう自分もいて」と、当時の状況を詳細に振り返った。

■「幸いそんなに(日常生活で)使うところではなかった」

続けて「でも『これ、寝れるわけねぇな』と思ったんですよ、痛いから。奥さんのところ行って『ごめんちょっと頭痛いからさ』って言ったら飛び起きてくれて。それで救急車にすぐ来てもらって。そこからのことは、全部はっきりと覚えてるかっていうと、所々、そういえばあの後どうしたのかな?と。ちょっと(時間が)飛んでる感じはあるかもしれないですね」と発症時の様子を語った。

さらに田中は「そこで緊急手術したわけでもないですし、すぐに治療して助かったっていうよりも、たまたま運良く、出血はしたんですけども、出血した量が少なかったので。あと梗塞も同時に起こしたんですけど、その場所が、幸いそんなに(日常生活で)使うところではなかった。右(脳)の方だったんで、多少左の足とか、麻痺とかに行く可能性はちょっとあったんですけども、その梗塞も、割と自力で…なんか、別の毛細血管が助けに行ったりするらしいんですよ。人間の自然の治癒力みたいなのがあって。で、なんとか繋がったらしく、梗塞もそんなに長くなかった。一瞬だけちょっとね、左の手と足が動かなくなった瞬間があったんですよ。『動かしてください』って言われて『ちょっとどうすりゃいいのかわかんない』みたいな時は一瞬ありました。その後は気が付いたら全然普通に戻ってたんで」と入院時の状況を語り、現在は元通りに復調したと両手をグーパーして健在ぶりをアピール。

これに太田は「左の玉もないから」と、2000年に受けた精巣腫瘍のための睾丸摘出手術のことをイジり、スタジオの笑いを誘っていた。

次回の「サンデー・ジャポン」は2月28日(日)朝9時54分より放送予定。

田中裕二が「サンデー・ジャポン」に生出演し、仕事復帰を果たした/2006年ザテレビジョン撮影