
台湾の疾病管制署(日本の厚生省、アメリカの疾病予防管理センターに相当する機関)では2018年より、様々な疫病(感染症)の特徴を捉え、それを擬人化したアニメキャラクターを作成し、若者の関心を集め、疫病に対する正しい知識を身に着けてもらうという施策を行っている。
これらのキャラクターは『Disease』という雑誌の表紙を飾っており、疫病という悪役ではあるのだが、魔の魅力を放っているとして話題となっている。
台湾の疾病管制署は、様々な疫病への正しい知識や感染予防法を身に着けてもらおうと、2018年から感染病として指定されている病気を擬人化したキャラクターを作っている。
これは35歳未満の人々を対象にしたもので、若者の興味を引き、疫病を分かりやすく表現する為だという。
Taiwan's CDC has created anime villain renditions of various diseases, and I just... *blink* pic.twitter.com/pqY8ID6Pss
— Cassandra Khaw (@casskhaw) February 18, 2021
それぞれの疫病キャラクターは、雑誌「Disease」の表紙モデルとして登場し、その外観、服装、アクセサリーなどはそれぞれの疫病に関連したもので、背景アートも病気の病理の側面を表している。表紙のコピーには健康を維持するためのヒントが提供されている。
昨年のコロナウイルスの流行でこの疫病キャラクターが話題となり、今年になってSNSで拡散されていった。
ジカ熱
風疹
日本脳炎
黒死病(ペスト)
急性肝炎
ウイルス性胃腸炎
レジオネラ症
ライム病
梅毒
チクングニア熱
レプトスピラ症
あまりにも話題となったため、疾病管制署は、これらのキャラクターの2021年のカレンダーを作成したそうだ。
梅毒や風疹のキャラを担当したアーティストのHANaさんは、各キャラクターのデザインに1か月もかかったことを明かしている。
一方、コロナや黒死病などのキャラをデザインしたアーティストのChiyouさんは、「教科書での説明以外でも、これらの病を誰にでも知ってもらえるように擬人化した」と話している。
ちなみに、新型コロナのキャラは今までの疫病キャラよりもイメージが困難だったようで、「常に変化する顔を持つ、神秘的で予測不可能なコンピューターハッカーを思い浮かべてデザインした」ということだ。
taiwannews / written by Scarlet / edited by parumo
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