2月22日ネコの日にちなみ、ザテレビジョンではネコを飼っている芸能人へのインタビューを実施中。今回は、葵わかなが愛猫の梅吉と共に登場! 梅吉との暮らしや猫の魅力をたっぷりと語ってもらった。

【写真を見る】モフモフでイケメンな梅吉はグリーンの瞳!

――まずは、梅吉くんのプロフィールや性格を教えてください。

梅ちゃんは2020年のお正月から実家で飼っている、1歳半の男の子です。性格はすごく人懐っこくて甘えん坊。人の姿が見えないと、寂しくて「ニャーニャー」鳴きますし、こんなに人懐っこいネコっているんだ! って驚くくらい人懐っこいです。私が実家に帰ったときは玄関まで出迎えてくれるし、朝起きたときは必ずあいさつに来てくれます。なでてほしくてすり寄ってくるのもたまりません!

あとは、私の母のことが大好きなので、よく後をついて行ったりしますが、父のそばにはあまり行かないので、女の人が好きみたいです(笑)。

――梅吉くんを飼い始めたきっかけを教えてください。

ちょうどネコを飼いたいと思った時期に、友達の知り合いが子ネコをたくさん拾ったという話を聞いて、紹介してもらったのが出会いです。最初は人に慣れるまで…と思って実家に連れて行きました。実家では三毛猫のミロを既に飼っていて、家族はネコに慣れているので、梅吉も安心するだろうなって思ったんです。実は、家族はあまり乗り気じゃなかったんです。「ミロがいるからいいよ」って。でも、梅ちゃんを一目見たら、あまりのかわいさと人懐っこさにメロメロになっちゃって(笑)。結局そのまま実家で飼うことになりました。

――普段、梅吉くんとはどんなことをして遊んでいますか?

私はおもちゃでよく遊んでいます。最近、梅ちゃんがお気に入りのねこじゃらしがあるので、それを出すと喜びます。でも、基本的にネコ同士で追っかけ回って遊んでいることが多いです。

――ミロちゃんと梅吉くんは仲良しなんですか?

最初はすごく仲が悪かったんですよ。そもそもミロは、初めて家に来たときに私たちの前に全然姿を見せなかったくらい警戒心が強いんです。私たちが後ろを見ていると動くけど、振り向くとピタッと止まる。「だるまさんがころんだ」状態でした(笑)。そんなミロだから、梅ちゃんが来たときもすごく警戒していて。梅ちゃんはもともと兄弟がいっぱいいたのでネコのことが好きで、赤ちゃんだからミロに甘えたいのに、ミロは嫌だったみたいです(笑)。

よくけんかをしていて、梅ちゃんが傷を付けていたこともあったので心配していましたが、夏頃から仲良くなりだして、今ではすっかり仲良しです。よくじゃれ合っているし、寝るときも一緒です。不思議なのは、お互いのご飯を半分こずつ分け合って食べるんですよ。ミロと梅ちゃんのご飯は違う場所に用意しているんですけど、お互い半分食べたら相手のを半分食べるんです。2人とも違うものを食べたいんですかね(笑)。

――ネコがいるから実家に帰る、ということもありますか?

ありますね。もちろん家族には会いたいですが、やっぱり梅ちゃんとミロにも会いたいです。特に仕事で疲れて一人暮らしの家に帰ってきたときは、「家にもネコがいれば癒やされるのにな…。ネコがいたら人生バラ色なのになー」って思うので、余計に会いたくなります。

――葵さんがネコを初めて飼ったのはいつですか?

初めてネコを飼ったのは中学2年生のときで、それからは絶え間なくいる感じです。はじめはどう接していいか分からなくて怖かったんですけど、すぐにメロメロになっちゃって。そこからはネコがいない生活は考えられないぐらい大好きになりました。

――葵さんが思う、ネコの魅力を教えてください。

性格に個人差があって、気分屋なので、感情が豊かで人間みたいだなと思うんです。自分がなでてほしいときは近寄ってくるし、そうでないときはどこかに行っちゃう。名前を呼んだら返事をしてくれるとか、えさの隠し場所を分かっているから、ちょっとえさの袋の音がしただけですぐ飛んでくるとか、観察すればするほど面白くて、人間と一緒に暮らしているような奥深さがあるんですよ。それに加えてあの見た目のかわいさ! 見た目のかわいさは100点じゃないですか! 飼わない理由がなくないですか?(笑)。

――葵さんにとって、ネコの存在とは?

私にとってはペットであり、家族であり、彼氏であり、なくてはならない存在です。ネコのいる世界に生まれてきて良かったなって心から思います。

――そんな葵さんですが、3/10水より上演されるミュージカル「The PROM」に出演されますね。稽古は順調ですか?

順調です。テンポのいいストーリー展開で、個性的なキャラクターもたくさんいるので、すごく賑やかな現場です。稽古はすごく楽しいです。

――レズビアンの主人公・エマを演じられるそうですが、役作りはどのようにされましたか?

最初は難しく考えていたんですけど、単純に好きな相手が女性というだけで、他はあまり変わらないんですよね。エマは、大変な出来事に巻き込まれるんですが、三吉(彩花)さんが演じる恋人のアリッサと一緒に歌ったり、みんなで踊りながら歌ったりする場面もあるので、エマが置かれている状況の大変さに引きずられず、ポップな感じに見せられるよう、考えながら稽古をしているところです。

――ミュージカルは「ロミオジュリエット」「アナスタシア」に続いて3作目ですが、ミュージカルに対する思いは、最初の頃と変わりましたか?

1作目はジュリエット役をやりたくて挑戦させていただいたので、ジュリエットに対する気持ちが大きくて、あまり他のことまで考えられていませんでした。それから2作目が決まったんですが、2作目の方が大変でした。なんてレベルの高い作品なんだろうって思っていたうえに、コロナ禍で上演期間が短くなってしまったこともあって、楽しいと思えるところまでいけなかったんです。

今回、この作品に入る前にどういう気持ちになるかなあと自分でも思っていたんですが、入ってみたら、地球ゴージャスというカンパニーがすごくできあがっていてホーム感がすごいんです。(岸谷)五朗さんと寺脇(康文)さんはよく声を掛けてくださるし、受け入れ態勢がすご過ぎるんですよね。お家みたいな感じでのびのびとやらせてくださるので、余計なことを考えずに楽しめている感じがします。もちろん課題は多いですし、大変なこともありますけど、今は本当に楽しいです。

――最後に、作品の見どころを教えてください。

この作品の良さは表現の仕方だと思っています。性の多様性のお話って、難しかったり暗かったりする表現になりがちかなと思うんですけど、この作品は明るい表現が多くて、もはや性の多様性が当たり前の世の中になっている感じがします。その明るさは私もいいなと思っているので、早くこの作品を皆さんに届けたいです。

<取材・文=Rum/スタイリスト=岡本純子/ヘア&メーク=つばきち>

葵わかなが「ザテレビニャン」に愛猫・梅吉と登場!/撮影=富田一也