株式会社日刊工業新聞
2021年2月22日

PRESS RELEASE
書籍『メカニズム展開で開発生産性を上げろ』発売
2021年2月24日
株式会社日刊工業新聞

日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『メカニズム展開で開発生産性を上げろ』を発売しました。

メカニズム展開で開発生産性を上げろ ~品質と設計根拠が「見える」「使える」「残せる」~
  • 品質トラブルの未然防止に向けて八方塞がりの技術者を救う
モノづくり品質の危機が叫ばれ、日本企業が得意なすり合わせ開発において特に根本解決力の低下が危惧されています。
そうした中、開発・生産時の品質トラブルがあらゆる手を尽くしてもなくならず、頭を悩ませる技術者が跡を絶ちません。その原因は何でしょうか。明確に見通せていたはずの技術の根拠が、時代を経ることで気づかぬ間に曖昧になり、ずれが起こり、さまざまな抜け漏れが生じていることに理由があるようです。
  • 技術コミュニケーションのあり方を見直そう
目指す品質と設計項目間の関係を明らかにする目的で、FT図やロジックツリー、品質機能展開などが従来から使われてきました。
しかし、項目間の因果関係が暗黙知であるため、人によって展開方法にバラツキが生じたり根拠が不明瞭であったりすることで、設計検討の形骸化が起きています。その結果、すり合わせ開発がメインの企業を中心に、重大な品質課題が現れて生産性を大きく落とす結果につながっています。
  • 「技術の成り立ち」を可視化・共有して本質解決
本書は、機能と物理現象という「技術の成り立ち」に着目し、徹底したメカニズムの見える化で設計根拠を明確化する独自の開発思想による、品質課題撲滅へ向けたプロセス変革の進め方を紹介するものです。
メカニズム展開の方法論とそれに基づく課題解決のテンプレートを、典型的な開発・生産の事例をもとに説明。品質のメカニズムをしっかりと「見える」「使える」「残せる」ようにし、品質をもたらす設計根拠を明らかにして開発・生産を進める風土を整備することで、本質解決へと導きます。
P58-59より
P96-97より
  • 目次
第1章 製造業共通の困りごと
第2章 メカニズムに基づく設計根拠の記述
第3章 活用の方法と事例
第4章 現場課題解決のテンプレート:設計問題編
第5章 現場課題解決のテンプレート:生産編
第6章 品質課題に対する各種手法との連携
第7章 デジタルトランスフォーメーションに向けた取り組み
第8章 ツール、ルール、ロール:人とITが協調するシステムによる働き方改革
  • 書籍情報
定価2,530円(本体2,300円+税10%)
仕様:A5判、並製、224頁
ISBN:978-4-526-08112-5
発行:日刊工業新聞
発行日:2021年2月24日
  • 著者紹介
伊藤 朋之(いとう ともゆき
富士ゼロックス(株)デバイス開発本部マーキング開発部
1962年北海道生まれ。1988年北海道大学大学院工学研究科修了。1994年コロンビア大学大学院機械工学科博士課程修了。同年富士ゼロックス入社。以来、物理モデリングと数値計算による画像形成技術のメカニズム解析、およびメカニズムベース開発による開発生産性向上に従事。

笠間 稔(かさま みのる
富士ゼロックス(株)研究技術開発本部システム技術研究所
1966年神奈川県生まれ。1991年早稲田大学大学院理工学研究科修了。同年富士ゼロックス入社。2007年慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。複合機の振動/音/熱問題の解析と低減技術の研究に従事。

吉岡 健よしおたけし ※吉は新字体)
富士フイルム(株)インフォマティクス研究所
富士ゼロックス(株)研究技術開発本部研究主幹
1961年東京都生まれ。1983年東京大学工学部機械工学科、1985年同大学大学院工学系研究科修了。1985年富士ゼロックス入社。2010年~2019年富士ゼロックス基盤技術研究所所長兼富士フイルムホールディングス解析基盤技術研究所研究マネージャー、2019年から同社AI基盤技術研究所兼務、2020年現職。

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