26日に2021シーズンの開幕を控える明治安田生命J1リーグ。その開幕を前に、全20チームの監督と代表選手がオンラインでのメディア取材に応じた。

例年であれば、選手や監督が一堂に会して開幕前に「Jリーグキックオフカンファレンス」が行われる中、今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響も踏まえてオンラインで実施。開幕カードごとに監督、選手が登場して取材に応対した。

2019シーズンは明治安田生命J1リーグを制した横浜F・マリノス。2020シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦するなどしたが、過密日程の影響やケガ人の影響もあり、結果が伴わなかった。

アンジェ・ポステコグルー監督は新シーズンに向けて「開幕戦を楽しみにしている。昨シーズンは大変なシーズンだった。良いスタートを切りたいし、良い形でやっていきたい」とコメント。「自分たちのサッカーを貫いていきたいし、楽しみにしている」と意気込みを語っている。

今シーズンは主力選手に大幅な入れ替えはなく、チームとしては新たなことにチャレンジ。「ポジティブなスタートを切りたい。開幕という一戦で良いスタートを切りたい、チームも増えて38試合という長いシーズンになる」とコメント。「開幕ではどちらもスタートを切りたいと思うが、自分たちのサッカーをやることが重要だ。チャレンジする開幕戦になる。しかも、前年王者の川崎フロンターレとの試合なので、しっかりと戦いたい」と語った。

川崎Fの印象については「私は日本に来て4年目。この3年で川崎Fが素晴らしいサッカーを見せていた。3年いて2回優勝している。そういった部分でも良いチームで、個人の能力もある。監督、コーチ陣も素晴らしいチームだと思っている。その部分も踏まえて、開幕戦に準備し、チャレンジングな試合になる」とコメント。「毎試合、毎試合そう考えている。川崎Fに向けて準備をして、自分たちのサッカーをし、そうすれば結果がついてくると思っている」と語り、開幕戦への意気込みを語っている。

苦しいシーズンとなった昨シーズンについては「昨シーズンはスケジュールがとてもタイトだった。その中で、なかなかチームとして波もあったシーズンだった」とコメント。「自分たちはメンバーという部分でも色々と入れ替えながらやったシーズンで、うまく順応してできなかったシーズン」とコメント。「今シーズンはそこをしっかりチームとして、自分も含めて選手たちも学んだはず。その分、今シーズンにかける思いは強い」と語り、今シーズンは昨シーズンの反省を生かしていきたいと語った。

また、「優勝した時はフィーリングがあった。特別なフィーリングがあったが、昨年はなかった」とコメントしている。

選手の入れ替えも少なかったが「これまで見てきた選手をほとんど変えずに来ているので、1年、2年とやってきた選手なので浸透も早い。今シーズンは得点を取り、支配をし、自分たちのサッカーを見せることでエキサイティングな試合展開が望めると思うし、結果もしっかりついてくると思う。今シーズンはみんなで一丸となって昨シーズン学んだことを意識してやっていきたい」と語り、リベンジのシーズンにしたいと意気込みを語った。

サムネイル画像