2月20・21日の週末映画動員ランキング。『花束みたいな恋をした』が引き続き盤石な強さを見せている。

【写真を見る】脚本・坂元裕二×菅田将暉&有村架純のW主演で好調をキープする『花束みたいな恋をした』

■『花束みたいな恋をした』に『鬼滅の刃』、『名探偵コナン』が好調をキープ

4週連続の首位を記録した『花束みたいな恋をした』は、土日2日間で動員13万4000人、興収1億8800万円を獲得。前週比は4週目を迎えてもなお、動員で-7.4%、興収で-5.6%と落ちの少ない興行を続けており、累計では動員131万人、興収17億円を突破している。

このほか既存作品では、『劇場版「鬼滅の刃無限列車編』が動員9万5000人、興収1億5100万円をあげ3位にランクイン。前週比は動員で+22.7%、興収で+24.7%という驚くべき数値で、累計では動員2745万人、興収377億円となった。先週2位でスタートを切った『名探偵コナン 緋色の不在証明』は動員7万5000人、興収1億1100万円をあげて4位に。興収は前週比で-12.2%と好調を保っており、累計ではまもなく5億円に達するというところにきている。

■『ライアー×ライアー』が初登場2位に!累計では2億円を突破

新作からは、累計発行部数190万部超えの同名コミックを、SixTONESの松村北斗と『天気の子』(19)の森七菜のW主演で実写化した『ライアー×ライアー』が、土日2日間で動員10万9000人、興収1億4500万円をあげて2位に初登場。初日から3日間の累計では興収2億円を突破するヒットスタートを切っている。

また、スーパー戦隊シリーズの『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップドリーム』、『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』、『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』の3本を同時上映する『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』は8位となった。

■ミニシアターランキングでは,、新作がワンツーフィニッシュ

小規模公開作品を対象とするミニシアターランキングでは、新作2本がトップ5にランクイン。曽根圭介による同名小説を韓国で映画化したクライムサスペンス『藁にもすがる獣たち』が1位、フィンランド映画界を代表するミカ・カウリスマキ監督が料理をテーマにしたハートフルストーリー『世界で一番しあわせな食堂』が2位となり、骨太な韓国発のサスペンスに名匠の最新作と、映画ファンの興味を強く引きそうな作品が支持を集めた形となった。

以降は、4K HDR版でリバイバル上映中の『ガメラ2 レギオン襲来』(96)が3位、韓国のアクションコメディ『ノンストップ』が4位、実話を基にしたフランスの法廷ドラマ『私は確信する』が5位で続いている。

今週末の公開作品では、門脇麦水原希子が共演し、山内マリコの同名小説を基にした人間ドラマ『あのこは貴族』、ダニエル・ラドクリフが両手に拳銃を固定されてしまう主人公を演じるアクション『ガンズ・アキンボ』、巨大ハリケーンが猛威を振るうなかでメル・ギブソン演じる元警察官の男が強盗団を迎え撃つ『リーサル・ストーム』といった作品が控えている。動員ランキングにどのように絡んでくるのか要注目だ。

文/サンクレイオ翼

『花束みたいな恋をした』が4週連続1位に/[c]️ 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会