2021年1月、東京都板橋区にあるイオン板橋ショッピングセンターにいた男性グループが、下りのエスカレーターの乗り口からショッピングカートをわざと落下させました。

男性らは、動画投稿アプリ『TikTok』にその一部始終をとらえた動画を自ら公開。『おふざけ』を超えた常識のない行為に、ネットからは非難の声が続出しました。

後日、イオン株式会社はウェブサイトに謝罪文を掲載し、今後は警備を強化することを明かしています。

客がエスカレーターからカートをわざと落下 イオンの謝罪に「謝る必要はない」「むしろ被害者」

『ショッピングカート落下』の少年らが書類送検へ

同年2月25日警視庁は高校生の少年を暴行の疑いで書類送検。同じく、現場にいた無職の少年を軽犯罪法違反の疑いで書類送検しました。

産経ニュースによると、少年はどちらも17歳。動画の拡散後、無職の少年が商業施設側に名乗り出たといいます。

今回の事件について、少年らは「友人と遊んでいて気分が高まり、勢いでカートを落としてしまった。反省している」と容疑を認めているとのことです。

エスカレーターには何人もの客が乗っていました。少年らが落としたショッピングカートは、エスカレーターを利用していた40代女性に接触していたそうです。

ショッピングカートのように重量のある物を高い場所から落下させたら、最悪の場合は誰かが命を落としていた可能性もあるでしょう。

少年らの書類送検が報じられると、ネットからはいろいろな意見が上がりました。

・ノリで人の命を奪うところだったんだぞ…。しっかりと反省してほしい。

・動画を見たけど本当に怖かった。自分だったら、足をケガしているので避けられない…。

・やっぱり送検されたか。「まだ名乗り出ただけえらい」と思ってしまった。

残念なことに、『ちょっとしたおふざけ』のつもりで人生を破滅させる人は少なくありません。また、その『おふざけ』によって被害を受ける人も存在します。

その時のノリで行動する前に、冷静になって考えてみてほしいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経ニュース客の危険行為「深くおわび」 イオンが「カート落下」で
※写真はイメージ