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これまでも口が2つの魚や頭が2つあるヘビなど奇形で生まれた動物が確認されているが、インドネシアに住む漁師が捕獲したサメの腹部から人間の顔のように見える胎児が出てきたことで注目を集めている。『Daily Star』などが伝えた。

インドネシア南部にあるンダオ島の沖合で漁師のアブドラ・ヌーレンさん(Abdullah Nuren、48)が現地時間21日、まるで人間の顔のように見えるサメを捕獲し話題を呼んでいる。

アブドラさんはトロール船で漁をしていたが、網の中にサメがかかっていた。翌日にそのサメを捌いたところ、妊娠していたようで腹部から3匹の胎児が出てきた。

ところがうち1匹が、顔の両脇にあるはずの目が口のすぐ上に2つ並んでいたのだ。このサメの噂は瞬く間に広がり、アブドラさんの自宅にはサメを一目見ようとする人たちで賑わった。

中にはこのサメを買い取りたいと申し出る人まで現れたが、アブドラさんはこの申し出を全て断っているそうだ。彼は「多くの人がこのサメを買い取りたいと言ってきますが、私はこのまま保存しておこうと思ってます。このサメは私に幸運をもたらしてくれると思っていますから」と話している。

サメは地元メディアだけでなく、英メディア『Daily Star』でも「ミュータント・シャーク(突然変異のサメ)」と報じられ、広く知れ渡ることとなった。

そしてサメを目にした人の中には、アメリカのアニメシリーズ『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』に登場する主人公の亀に似ているとして次のような声があがった。

ニンジャ・タートルズに見えるよ。」
「これは90年代に放送されたニンジャ・タートルズの顔に100パーセント似ているね。」
「人間の顔というより、私にはびっくりしたピカチュウのように見えるわ。」

しかし中には「Googleでサメの胎児の画像検索をすると、似たようなのが出てくるよ」と、突然変異ではなくサメの種類によっては胎児の時期にこのような姿をしていると指摘する意見もあった。

実際にGoogleの画像検索で調べてみると、トチザメの胎児が今回インドネシアで話題になったサメと同じ見た目をしていた。

画像は『Daily Star 2021年2月23日付「Mutant baby shark with human face found in mother’s belly stuns fisherman」(Image: Viral Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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