会話と推理だけというシンプルな要素で楽しめるパーティーゲーム汝は人狼なりや?

 一般的に人狼ゲームと呼ばれるこのゲームはメーカーや製品、地域や人数によってルールに多少の違いはあるが、基本的にふたつの陣営に分かれ、会話の中から他プレイヤーの正体を探り勝利を目指す推理ゲームだ。

 必要な道具なども少なく、ルールを覚えてしまえば簡単にプレイできるため、学校などで遊んだことがあるという人も少なくないのではないだろうか。

 最近では『Project Winter』や『Among Us』といった人狼ゲーム的要素を取り込んだゲームのヒットも続いたため、プレイしたことがなくても聞いたことや見たことはあるという方も多いはず。

 今回紹介するのはそんな人狼ゲームに関する実況プレイ動画稲葉百万鉄さん投稿の『◆グノーシア 実況プレイ◆part1』だ。

 本来であれば複数人のプレイヤーによって行われる人狼ゲームをひとり用のアドベンチャーゲームに落とし込んだグノーシアをプレイする本シリーズ。

 今回は人狼ゲームに触れたことがないという稲葉百万鉄さんが挑む『グノーシア実況プレイ動画、そのPart1の様子をご紹介する。

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ひとりでプレイする人狼ゲーム『グノーシア』

 稲葉百万鉄さんのプレイに触れる前に、まずは今回実況が行われたゲーム『グノーシア』を紹介しよう。

 『グノーシア』は本来複数人のプレイヤーが卓を囲む人狼ゲームをアドベンチャーゲームに落としこんだ作品だ。

 システムは人間と紛れ込んだ敵“グノーシア”に分かれて推理する人狼と同様の形式であり、以下のようなパートに分かれている

①疑わしい人物が誰なのかを話し合う「会議パート」
②会議から疑わしい人物をコールドスリープで眠らせる「投票パート」
③キャラクターと個別に会話し、好感度を上げたり探りを入れる「移動パート」
グノーシアが誰かひとりを襲う「襲撃パート」

 上記の基本的な4つのパートを繰り替えしながら、人間はグノーシアの発見・凍結。グノーシアは同数になるまで人間を減らすことを目的にプレイが進んでいく。

 本作は15分ほどで1プレイを楽しむことができ、周回するごとに主人公やキャラクターの配役が変化する。周回ごとに違う展開に稲葉百万鉄さんはどのような反応・対応を見せるのか注目だ。

 また、本作はゲームの性質上ネタバレのダメージが大きい。チュートリアルであるPart1を視聴し、面白そうと感じた場合は動画視聴前に本作をプレイすることをおすすめする。

“かわいげ”全振りの攻めステータスで生き残りを目指す驚異のプレイ

 『グノーシア』について簡単に説明したところで、稲葉百万鉄さんのプレイ、Part1の様子をご紹介しよう。

 

グノーシア』ではゲームを開始すると、最初にいわゆるキャラメイク的なプレイヤー登録を行う。

 プレイヤー登録では主人公の名前、性別、能力値、好きな色を設定でき、能力値は会議中に使用できるコマンドなどにも影響するため、プレイに影響する重要なポイントとなる。

 能力値の簡単な説明は表示されているものの、人狼ゲームをプレイしたことがないプレイヤーにとってはどの能力値がどれほどの影響を与えるのかは想像しづらいところ。

 能力値の割り振りに悩んだ稲葉百万鉄さんは「直感で行くよ」と5つの能力値を削り“かわいげ”に全振りし、かわいげの鬼イナババが誕生。攻めたステータスに視聴者はもちろん、稲葉百万鉄さん自身も笑ってしまっていた。

 かわいげの能力値は他キャラクターに好かれやすく、投票によるコールドスリープが少なくなるという効果を持っているため、極端すぎではあるもののあながち間違いとも言えない割り振りだ。

かわいげの鬼イナババ、Part1から能力値依存の珍プレイ

 自身の直感に従い、能力値をかわいげに全振りした稲葉百万鉄さんだが、Part1からかわいげ全振りの影響を大きく受けた珍プレイを見せていた。

 視聴者だけでなく稲葉百万鉄さん自身も驚く珍事が起きたのは動画時間10分ほど、1日目の移動パート。

 本来キャラクターひとりと会話ができる移動パートだが、チュートリアルとなる1周目ではSQがイナババのもとに訪れ、バックログの解説が行われるのだが……。

 稲葉百万鉄さんがシステムメッセージに従いバックログを表示するとそこには「だ……ダメだ。これだけしかおぼえられない」という1文のみ。

 人狼ゲームの性質上、誰がどんな発言をしたかといった情報をバックログで確認することも重要になるが、本作のバックログはロジックの能力値の影響を大きく受けている。

 そう、イナババは投票による凍結を回避するためにかわいげに全振りしたがために、1行しかバックログを確認できなくなってしまったのだ。

 また、その後の2日目の会議パートでは使用できるコマンドの確認をするも、コマンドの影響力を上げるためにはロジックや演技力、カリスマといった能力値が必要であることが発覚。

 チュートリアルからかわいげ特化の弱点を見せつけられた視聴者からは「クソアホイナババで草」、「ふーむ、イナババちゃんかわいげしなかない」といったコメントが寄せられていた。


 1月末から始まったばかりの『グノーシア』実況プレイ。周回プレイで繰り返し楽しむ本作を、稲葉百万鉄さんはどのようにプレイしていくのか? ぜひ、動画で確認してほしい。

文/富士脇 水面

グノーシア 実況プレイ◆part1

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