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インドネシアで人面ザメが捕獲される


 インドネシアの沖合で、今月トロール船で網漁をしていた漁師が母ザメを引き上げた。そのお腹の中から、いまだかつて見たこともない奇妙なルックスをしたサメの赤ちゃん(胎児)が出てきたという。

 鼻先と口の間に2つの大きな目玉のようなものがあり、まるで人間、あるいは空想上のエイリアンの顔のようにも見えるのだ。

 これまで見たこともない激レアなそのサメに釣った漁師は大喜びし、「幸運をもたらしてくれるかもしれない」と自宅で保管することにしたという。『Labuanbajo Terkini.com』などが伝えている。

【母ザメの腹部に人間の顔のような赤ちゃんザメ】


Baby shark with a 'human' face

 2月21日インドネシアの東ヌサトゥンガラのロテ・ンダオ県に住む漁師アブドゥラ・ヌレンさん(48歳)は、沖合にトロール船を出して漁をしていた時、網に引っかかったサメを引き上げた。

 そのサメは釣りあげて間もなくして船の上で死んでしまった。そのサメは腹部が膨らんでおり、妊娠していることに気付いたヌレンさんは、翌日腹を裂いてみたところ、お腹の中に3匹の赤ちゃんがいたことがわかった。

 しかし何より驚いたのは、取り出した3匹のうちの1匹が、これまで見たこともない独特な外観をしていることだった。

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 普通サメは側面に目があるが、その赤ちゃんザメは鼻の下に2つの大きな目がついていて、口を開けた様子がまるで人間の顔のように見えたという。

単眼症の可能性

 ヌレンさんが撮影したこの人面ザメの赤ちゃんSNSで拡散され話題となった。

 海洋管理協議会研究科学者のデイヴィッド・シフマン博士は、このように話している。

私の専門分野ではありませんが、仲間の専門家によると、このようなサメの独特の外観は、先天性欠損症による突然変異の可能性が高いということです。

 顔面の中央に1個しか眼球が形成されない単眼症の一種で、ごく稀に通常とは違う形状の眼球が2つがある場合もあるそうです。


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 2011年にはメキシコ単眼のサメが発見され話題となった。また昨年も、インドネシアマルク州沖で単眼のサメが発見されたが、これまで発見された単眼症のサメはすべて胎児だという。

 単眼症はごく稀に起きる症例だが、今回発見されたのは単眼ではなく2つ眼であるというところが更に稀である。

 人間の脳は3つの丸や点が集まると、2つの目と1つの口を持つ顔に見えるようにプログラミングされている(シミュラクラ現象)ので、人の顔に見えてしまうのも無理はない。人間というよりかは人間に似たエイリアンとか、アニメで見たことあるような顔だ。

幸運を呼ぶサメとして家で保管することに。

 ヌレンさんは、地元メディアの取材で、この珍しいサメを売ってくれと申し出る隣人がいたが、拒否したことを明かした。

幸運をもたらしてくれるサメかもしれないしね。自分の家で保管することにしたよ。今、私の家はこのサメを見たい人で賑わっているよ。

 
written by Scarlet / edited by parumo

 
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