お笑いコンビ・EXITが、2月25日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。ゲストの自民党野田聖子幹事長代行と共に、「少子化問題」などを考えた。

りんたろー。は少子化問題について、「今の世の中は色んな形の幸せがある。それは、パートナーがいてもいなくても、お子さんがいてもいなくても同じ。そんな中で、『結婚していなかったり子どもがいないと半人前』みたいな空気がうっすらと世の中全体に漂っているのはどうかと思う」と前置きした上で、「たくさんある幸せの選択肢のうちのひとつとして、明るく希望を持って子どもを産む選択もできる世の中であって欲しい」と持論を展開した。

一方で、相方の兼近大樹は「ゲームですら、死ぬほどハマっちゃうことがある。オモロいことが世の中にメチャクチャ多い現代では、“子どもを育てることや子どもがいること=幸せ”と直結しなくなっている」と推察。続けて「全員ではないですけど、『子どもはいらない』と考える人も多いと思う。それは、女性も男性も関係なく。『子どもがいなくても別に楽しいぜ』と幸せを感じられる生き方もあるから。だけど、政府が子育てに対するメリットをバチコーンとかましてくれれば、何かにハマっているものがない人とかが、子育てに魅力を見出す可能性もあると思う」と、若者視点での少子化対策を提案した。

2人の問題提起を受け、野田氏は「本当にその通りだと思う」とした上で、「子どもの数が減少するということは、まだまだ国がやれることをやっていないということだと思う。例えば子どもがきちんと育っていく国をみると、法律婚以外の形も許容されるなど結婚のありかたも極めて自由。子どもを2人以上生んだ方が生活が楽になる制度を取り入れている国もあったり、日本ではまったく考えられないような取り組みをした結果が出ている。一方で日本は、政治も含め、皆が心地良く、新しい家族を迎えることを最優先にした努力ができていない」と自身の見解を明かした。