PAに入る=クルマから降りる、とは限らない!

駐車場のなかにドライブスルー店舗

NEXCO中日本管内のSA・PAを運営する中日本エクシスは2021年2月26日(金)、新名神高速の鈴鹿PA(上り)に、ドライブスルー店舗「ピットストップ SUZUKA」を期間限定でオープンすると発表しました。

上り線エリアの駐車場内に、フードスタンドとドライブスルーレーンが設けられ、クルマから下りることなく飲食物などを購入できます。高速道路におけるドライブスルー業態の出店は初めて。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、商業施設内での3密回避のニーズが高まっていることを受けてのことだそうです。

出店期間は3月20日(土)から5月30日(日)までの土・日・祝日、営業時間は10時から17時までで、乗用車(普通自動車、軽自動車)と二輪車のみが利用可能です(時間外はドライブスルーヤード閉鎖)。「鈴鹿タイヤ焼き」や「肉巻きおにぎり串」「みちまるくんコロッケ」「ラスポテト」といった軽食やドリンクが販売されます。

ドライブスルーの支払い方法は、現金のほかクレジットカード、電子マネーPayPay)で可能ですが、このほか、車載のETCでそのまま決済できる「ETC多目的利用サービス」の準備を進めているそうです。

ETC多目的利用サービスは、街なかの店舗や駐車場などの各種決済を想定したもので、これまで、高速道路外にあるケンタッキーフライドチキンドライブスルーなどで実証実験が行われてきました。中日本エクシスによると、新型コロナの感染予防にも有効であることから、これを4月以降、本格展開するといいます。

ドライブスルー店舗が設けられる鈴鹿PA(中島洋平撮影)。