若手ディレクター考案の10分動画を配信事業者が辛口ジャッジする「この10分動画の続編、見たいですか?」(2月28日[日]夜1:00-1:59、カンテレ※関西ローカル)が放送される。

【写真を見る】MC・川島明も若手ディレクター考案の動画に期待を募らせる

MCを川島明(麒麟)が務める同番組は、カンテレの若手ディレクター3人が企画した10分動画を、配信事業者が厳しくジャッジし、その中から最も高く評価された企画の続編を、後日特番として地上波で放送する。

■3人の若手ディレクターが考案

入社6年目・橋本賢史ディレクターが企画したのは、人生を見つめ直すドキュメンタリー「お墓ほるほる」。自らお墓の穴を堀り、棺桶に入ることになったゆりやんレトリィバァ。真っ暗闇の棺桶に入る時、彼女は何を思うのか。

しかし、冒頭から小ボケを連発するゆりやんに、川島は「こういう実験的な番組に向いてないねん。誰かツッこんであげんと!」と大笑い。この後続く、前代未聞の映像に「地獄のアナザースカイみたい!」と度肝を抜かれ、ジャッジも波乱の展開に。

続いては、入社3年目・猪原樂ディレクターによる、オール“主観映像”の推理ドラマ「名探偵YOU」。森田哲矢(さらば青春の光)がキャバクラで殺された主人公の目線に入り込み、殺人事件のトリックを暴いていくが…。没入型の映像に川島も前のめりになりながら、早くも名探偵気分に。「ゲームの要素もあって、僕は好きです」と好感触だが、果たしてプロの評価は?

そして最後は、入社4年目・鴨脚光貴ディレクターによる「それでその恋、どうなった?」。日本全国で「あなたの人生で最大に“キュン”とした恋愛を教えてください!」というアンケートを実施し、その恋愛エピソードを再現ドラマ化。「今っぽいわ~」と日本中のリアルな恋バナに川島も興味津々だが、果たしてプロはどう判断するのか?

川島明「最初で最後かも(笑)」

収録後、川島は「最近のテレビでは見られない個性的な動画ばかりで、めちゃくちゃ面白かった! 一つの番組でこんなにジャンルの異なる動画が放送されるのは最初で最後かも(笑)」と大満足の様子。

テレビと配信がタッグを組むという挑戦的な番組については、「配信事業者の方も共通しておっしゃっていましたが、テレビと配信は“敵”じゃないんだと。最近は地上波で放送して、未公開映像は配信するなどうまく共存していて、改めて良い関係なんだと思いましたね」と語った。

また、若手ディレクターの挑戦に刺激を受けた川島は、自身の若手時代を振り返ると「飯が食えないから、まかない付きのハンバーグ専門店でバイトしていた」と、そこである“挑戦”があったことを告白。

「月曜から金曜まで3食ともまかないのハンバーグ。さらに、その店の優しいおばちゃんが土日の分も冷凍したハンバーグを持たせてくれたので、年間1000食はハンバーグを食べていましたね。“ハンバーグみたいな体臭がする”って相方の田村(裕)にも言われていました。2年間そんな生活をしていたのが、ある意味“挑戦”やったかも(笑)。今となっては若手時代の思い出の味です」と懐かしんだ。

ちなみに「もし自身が10分動画を企画するなら?」と聞くと「芸人主体の動画にしたいので、例えば、ず~っと地味なドッキリを田村に仕掛けてみたい。ちょっと水がまずいとか、弁当の米がちょっとだけ硬いとか。10分の間でいつキレて、どれだけうまくツッコめるのか、そんな動画を作りたいです」とコメント。

最後に「きっと見ている方も、自分ならこんな動画を作りたいとか、見てみたいとか、アイデアが浮かんでくると思うんです。芸人やタレント、ディレクターなどこの世界を目指している人はもちろん、“最近、テレビおもろないな~“って思っている方にぜひ見てほしいです!」と番組をアピールした。

川島明がMCを務める「この10分動画の続編、見たいですか?」が2月28日に放送/(C)カンテレ