2021シーズンの明治安田生命J1リーグ開幕節、湘南ベルマーレvsサガン鳥栖が27日にレモンガススタジアム平塚で行われ、0-1でアウェイの湘南が勝利した。

昨季は最下位ながらも、コロナ禍の特別レギュレーションにより降格を免れた湘南。その反動から今季は4チームが降格という厳しい1年となる中で、当面の目標は残留となる。今オフでも大幅に戦力が入れ替わり、中でも齊藤未月と鈴木冬一の海外挑戦は大きな戦力ダウンに。開幕節のスタメンには、中村駿や高橋諒ら新戦力が3人並んだ。

対する鳥栖も戦力の変化は大きく、主力であった原川力や原輝綺の退団は大きな痛手に。それでも、金明輝監督の育てた若手の残留や、今回の一戦でもスタメンに起用されている仙頭啓矢やファン・ソッコという頼れる選手の加入もあり、昨季の13位を上回る結果を残せる戦力が整った。

3分にファーストシュートを記録した湘南は4分、大橋がドリブルから放ったシュートクロスバー直撃。鳥栖も7分に高い位置でのボール奪取から、新戦力の仙頭がシュートへ。これは相手に当たって枠を外れた。

仙頭はチャンスメイクでも存在感を放つ。16分にボックス手前右から左足でクロスを送ると、ボックス左に走り込んだ酒井がダイレクトボレー。良い形だったが、シュートサイドネットを叩いた。

その後は互いに攻めあぐねる時間帯が続く中、36分には右サイドを崩した湘南が石原のシュートゴールに迫る。すると39分、右から入ったクロスを山田がシュート。GK朴一圭が弾いたこぼれ球を岡本が詰めてネットを揺らしたが、セカンドボールが山田の肘に当たっており、ゴールは認められなかった。

後半もなかなか決定的なシーンが訪れないものの、両チームともやや間延びしてきた分、ボールは回るようになる。その中で徐々に保持率を上げてきた鳥栖は、51分に仙頭が枠内シュートを記録。59分には林がドリブルからシュートに持ち込むなどゴールに迫る。

74分にゴール前の混戦の中で林が胸トラップから放ったシュートがGK谷のファインセーブに遭ったシーンの直後に、主審は笛を吹いて試合をストップする。この時、両チームに倒れ込む選手が続出したため一時中断となったが、その後のVARの結果、林のシュートシーンの直前に、ボックス右でクロスを上げようとした飯野が高橋からファウルを受けていたとして、鳥栖にPKが与えられた。

これを林が決めて鳥栖が先制。湘南はその直後に一度に4人入れ替え、この交代で入った根本がGKと一対一を迎えるも、シュートは枠の右に外れてしまった。

結局、最後にGK谷も参加した湘南の攻撃を防ぎ切った鳥栖が、虎の子の一点を守り切り、アウェイで勝利を収めた。

湘南ベルマーレ 0-1 サガン鳥栖
【鳥栖】
林大地(後35)